フクヤマ&サンズ アレキサンダー      赤坂T様
さらにカスタマイズを施し世界に一台のピアノに仕上たい!!!
年数はたってきているフクヤマのピアノ
一瞬使えるのかな〜と見に行ってホッとしました
長年使っていなかったせいもありタッチはオモオモ〜〜〜音色は薄くいい感じではない
ナベサンのもっとも嫌いな音だった、その時には言えない、個人的な好き嫌いもあるために
でもピアピットに入ったからには完全に変えます
見た瞬間OHではなく直しだと感じたピアノ、それよりあの仏像(鎌倉時代)の頭にはかなりショックを受けた
実際じかで触ったのは初めてで貴重な体験をした、ピアノには何も関係ない話だが、ナベサンにとってはとても嬉しくありがたい体験をした
白く曇っているメッキピン
絃にはサビが発生でもバスげんが生きているのでクリーニングをすれば生き返るでしょう
当時ほとんど整音されずハンマーをつけてしまっている
そのためにせっかくのハンマーが生きず、今日まで来てしまった
ちゃんと整音整調を繰り返せばいい音が作り出せると思う
外装も不思議に打ち傷が少なくGOOD
鍵盤部分のヒンジをはずし蓋と奥丸部分を離脱させ磨きが入ります
汚れが目立つ奥丸
つるつるン変身した奥丸
クリーニングに戻る
外装はカスタマイズ
、ここのセクションは近じかフクチャンがお電話を入れるので宜しく〜〜〜
鍵盤蓋の表面の傷
つるつるでご機嫌です〜〜
昨日は田舎までお越し下さいませてありがとうございます
早速作業に着手
まずは親板のはがれを直さないと・・
カスタマイズ、世界に一台のピアノに変身する
色の指定、、ギターを扱う同士なので意思疎通がよくできるのだ
木目現る。
木目をさらに磨きをかけています
生地目を整えます
ピアノ色塗り替え〜〜〜それ以前に大変なことを発見
なんとフレームの細部加工(バリトリ)をせずに弦が載っている。 ということは
弦圧が全く違うのだ、全体的に圧は少なめ、やや不安はある
このようにバリの上に弦をかければ全く駒に弦圧が掛かっていない
ベアリングの方が駒位置より下になくてはならない
逆では音が伝わらないのだ、
細部にわたり弦圧をチェック、やはり落ちている
弦圧は簡単に出す手立てはない、フレームを落とす方法が一般的だ、そのためには弦を全て緩め20トンの張力をゼロ近く落とさなければ、フレームの下に手は入らない

今確かに鳴っているので使用するには全く問題はない
パワーを求めたい時にやや音量が落ちるだけだ
それと音伸びは若干影響があるかもしれないが演奏上では問題ない範囲内だと思う
とにかく酷すぎるところ集中で直さなければ、バリトリは不可欠、そうこのようにして鋳物を削るしかないのだ
削りの法則綺麗に。
ちょっと大掛かりな工事になっているが、何とかサービスですよ
バリが取れてないなんて、買うときすら見るところの範囲を超えているところですからね
鋳物ばり
ペダル底板部分のクリーニング開始
ペダル底板部分もかなりホコリがたまっています
本体側面色が入っていきます
腕木色いれ
グラディーションサンバースト
モズライトのオールドモデルのような色
かっこいい
実はこのピアノの修理、近日公開映画(深津絵里主演)「女の子ものがたり」の主題歌タオを歌う
持田香織さんのプロモーションビデオで使われる、たまたまやっていた作業なのだが
ラッキーなピアノかもしれない。8月12日アルバムが発売される。
前からオファーは来ていたのだが、アコスティックな楽器をどのようにしてリペアーしていくのかなど
曲のイメージにあったらしく朝6時から撮影〜〜でもどのように仕上がるのかは全然解りませんが
アルバムDVDが出たら買ってみようっと
この日は運良くプロモーションロケの真っ只中
塗装もきれいすぎるぜーー
監督~スタッフの方々と記念撮影
ここまで来ると50年経っているもの、とはとても思えない仕上がりになっていている
カスタマイズ、世界に1台だけの自分のピアノだ、外装もリファインされたピアノはヨリ愛着度も跳ね上がるだろう
おまけにこの色、昔ストラトの色だ、懐かしさのあまり1本ギターが欲しくなッタくらいだ。
ギターを始めた頃このサンバーストという色味にはどれだけ魅せられただろうか。ギター少年時代日本の楽器には
サンバーストと言う色味がやけに高級感を煽り立てられたような気がしていた。いつか欲しい、と毎日思っていたのだ

実際ピアピットでギターではなくこのピアノにサンバーストを・・・・・見た瞬間ストラトだ、とおもった
誰が見ても福山のピアノだ、が一瞬に消えた、まさに今2009年モデルとして発売しても間違いなく売れますね

訂正!!50年は経ってない同時にヤマハU2も色が始まったため間違いヤマハこちらが50年物だ
チョコ対青大将
ここの作業が全てを決める
ペダルは完璧に完成
細かいフクヤマピアノのパーツを磨きこんでいきます
現在外装〜〜からの作業で中身(アクション)がまだこれからなのだが
今回はクリーニングと修理にて動かす所は動かすと言う手法をとり納品といたるわけであるが、これから先のメンテに関する情報を頭に入れておこう
ピアノに精通している人はいいのだが、ほとんどの人がメカに詳しくはないのだ。それこそアフターパーツと言うのは実に多く存在してはいるのだが
そのパーツがなんなのか!、どこに使うものなのか、どういう症状の時に
交換すればいいのか、どういった効果があるものなのか。これでは全く効果不明の内容となってしまう。お店任せでは不安な気持ちも出てくる

本格的な知識までは必要がないにしてもいざ修理、故障となると最低限の知識が少なからず必要となってくる,,そこで修理、交換、メンテといった
パーツについての知識をまじえながらパーツの値段等も頭に入れておこう
このピアノに対する目的意識をしっかり持つことがノーマルでは味わえないほどの恩恵を得られること間違いなしだ、
今の状態が良くないのでなおさら感じてくれることだろう
まだまだ5000パーツあるので書ききれないが、意外に安いんだ、ということが解っていただけたでしょうか。
いかに正確に精密に組み上げること、そこに料金が発生するわけで、へたにつけても美味くつけても10000円ですといわれたら
払うしかありません。用はどれだけの技量で正確に綺麗に取り付けられるかということでしょうかね、
これら全て大体数百円にて手に入れることが出来る、
ヤマハ用フレンジコード
クリーニングのページでヤマハのピアノは良く交換されているのが見れる
4〜5台貼れる巻き物600円だ

交換料金は20000円〜5万と各店に
より異なる
ブライドルテープ、ハンマーバックチェックについていてハンマーの戻りを助ける役目一台分1500円
ピアノバランスキーピン1台分88本1200円
カワイ用アクリル鍵盤、一台分2500円     鍵盤手前の長さが52ミリがヤマハ、50ミリがカワイというように鍵盤が出来ている
それを一枚一枚貼っていくのだが、結構手間なのだ、綺麗に貼るそして鍵盤を本体にもどす、だけではなく削り込み作業が一番大変なのだ、
一台分交換で25000円〜50000円と大きく店により異なる
今鍵盤のブッシングを交換しているのがこれだ〜
貼り方次第で大きく変わる、恐ろしいくらいにナーバスな所なのだ
へたに貼ったらそりゃもうもうもう後貼った人間が一番苦労する所だ、
熟練を要する
レンナー製ブッシングクロス  巻き10メートル6000円
カシミヤのGOODなクロスだ、国産は目茶安いがケバだってダメ
意外に安いピアノのパーツ!!ピアノは直すと高い、しかしほとんどが技術料だということ、値段は各店によりさまざま、精度もさまざま
根本的な原価はいくらなのか、いつか役に立つので紹介しておこう、というより知るべきだと思う
フクヤマピアノ消音ユニット取り付け準備
この時点で響板、響棒ハガレがあるのが見つかる
直ぐに修理に入る準備だ、
下穴を開けて接着剤を流し向こう側よりビス止め
一瞬くっついているかのように見える響棒、しかしヘラを差し込んでいくと・・・・・すうーット入る、これでは響棒の意味も無い、
ピアノの裏側なため、普段引っ張り出すことはほとんど無い
ゆえに鳴りのフクヤマ、ここはやらずして通れない見逃せない
怪しき所徹底的に修理
人が来るたびに目を轢くこのピアノ
やはり目立つピアノらしい
消音ユニット取り付け完了〜最強の福山ピアノ完成
腕木にもさりげにサンバースト
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