アトラスピアノ初期1961年製モデルNO240型ピアノクリーニング修理もろもろ消音ユニット取り付け
  印西市M様

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相当古いアトラスのモデルだ、今となるとほとんど見なくなった240系
50年経つピアノだ、いまだ使われている、奇跡的に生き残ったモデルだ
外装の痛みはさすがに50年ですね
まあ普通じゃあないでしょうかね
外装もそなんですが、やはり中身はかなりがたや減りが著しいところが多く中身をしっかり直して生きたいと思います
弦ピン年数はたってしまっていますが
ハンマーヘッドの取替え
があるので音色も張りが戻りそうです
まずはアクションの修理から始まります
この年数たつとアクションのフレンジ関係はほとんど動かなくなってしまっています
センターピン~ニードリングを施しながらセンターピンの交換をしていきます
ニードリングは大切なところ
ただただセンターピンの交換ではまた同じ症状に陥ります
各部動きのチェックを行いながら確かめ交換していきます

アクションレギュレティングレール上にはスラッジがたまっています
交換されたセンターピン80本以上
ブライドルテープも相当ぼろく引っ張れば千切れてしまう状態です
ブライドルテープの交換
ハンマーのブライドルを交換した後
ハンマー取り外し準備
すでにアトラス用のハンマーが出来上がり到着してます
弦~ピンのクリーニング
ベアリング駒付近も曇って汚れてしまっています
クリーニングした駒周辺
ピアノ本体を寝かして底板分解作業
底板を留めているビスはさすが50年物さび付いて回らない
やっとのおもいではずす
ペダルクリーニング
ピアノバス弦部分も銅線が変色
弦は余すとこなくさびています
外装は50年以上前のカシュウ塗料すでにつやはなくなっている
植物性塗料なので劣化は鉱物性より早いのだ
どこまでつやがよみがえるか
結構つやが出ましたね
その分傷が際立ってしまうのだがタッチでうまくごまかすことは出来る
ヒンジも磨いて塗装されます
アトラスに消音ユニット取付準備作業
アトラス鍵盤きわぞり
鍵盤バフガケ作業
鍵盤センサー
整調作業 ピアノに整調なくしてピアノは語れないというほど大切なところ
時間もかかるがいい状態に持って行かなくてはならない
ほぼ完成の域までは着ています