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カワイBL71 ピアノクリーニング修理 茨城県波崎S様
色やけが激しいカワイBL71 日に当たっていたのだろうか、表面はほとんど色やけしてしまっている
中身も動きが悪いところが多数ある、71モデルは今でも中古では人気の高いモデルだ
黒い71は多いウォルナットは当時でも値段は結構高くなっていたために黒に断念した人が多いほどだ
内側、曇ってしまっています
この色が本来のオリジナルの色
音には関係ないところなのだがやはり外装はきれいにしておきたいのだ
バフガケ、本来のつやと光を取り戻した71
けん盤ふたもきれいになった、色やけだけが残念なところだ
確かおにいちゃんだったな、使うのは
大きくなったらお母さんのピアノ元の色に戻してね。
いいピアノなので絶対売り飛ばさないように
さび付いた弦ピンの磨きこみ
音質のところなのできれいにしておきたい
波崎海風が舞い込むところだ、磨いた後はバリストルオイルの添付は欠かさず
塗っておきたい
鍵盤下 やや虫食いあり
鍵盤はかびにおおわれてしまっています
変色したバランスキーピンとフロントキーピン
キーピンの磨きこみ作業
鍵盤を突き抜けているピン
このピンがさびるとタッチの感触もすこぶる悪くなる
磨くと真ちゅう製なのでこのようにぴかぴかになるのだ
海に近いところは真鍮が絶大な耐久性を誇るのも覚えておこう
鉄はさびはじめると、中へ中へと侵食してすぐにぼろぼろとなる
真鍮は表面のみをさびが犯す、磨いたりするとまっさらな真鍮が現れるのだ
マリン物はやはり真鍮が使われることが多い。
カビが付いた鍵盤のバフガケ作業
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ピアピットでは徹底的なクリーニングを提供している
見えないところほど大切だ
細かすぎるということは無いので
新品時に戻すべくみな全力で取り組むのだ
鍵盤側面につく指垢等の削除
ベアリングに付いたさびも削除します
弦ピン関係は新品同様になりました
アクションのクリーニング
丸一日かけてちまちまと磨き倒すアクションスラッジホコリ等すべて取れました
なべさん出張前の磨き
相当今月は毎週のように関西方面へ出張でござる
ピアノ本体を寝かして底板部分をはずします
ピアノ下部分に当たる弦はぶつぶつとさびが発生、
おそらく2Fのおいてあったせいもあり湿気による害は最小限で済んでいる
しかしさびの破壊力はすさまじく 底板をとめているビスはすべてさびさび
くたくたに押しつぶれている
ペダル窓のクッションフェルト
下部分のクリーニング
ピアノペダル分解作業
カワイ独特のぶつぶつのさび
表面にはウレタン塗装がさびないように!と
施されているがゆえにさび始めると手がつけられないのだ。
細かい細部にわたりクリーニング作業
カワイBL71のペダル窓クロスの交換作業とペダル磨きこみ作業
鍵盤バランスホール調整
アクションセンターピンの交換
天屋根部分の磨き
ピアノクリーニング65000円
ハンマースティック修理25000円
ブライドルテープ交換18000円
アクション総合調整22000円
虫くい5000円クロスパンチング交換
調律11000
運送18000円(クレーン)〜1Fへ戻し14000円
 
調律師の業界でもいよいよ来年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
整調取り直し作業