ヤマハU1H千葉県O様 ピアノクリーニング修理

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埃がたまった底板部分、ピアノについた状態ではせいぜい
掃除機をかけるだけになる、きちっと外すと細部にまでクリーニングが行き届くのだ

鍵盤木口は完全に黄ばんでしまっています

水平に本当は並ぶフロントキーピン
自然に曲がってくるということはない
いつの日か曲げったのだろう

曲げこむ前にフロントブッシング交換が先の作業
穴のガタガタをこのピンを回すことで
補正するが本当は曲げてはいけないところ

曲げる前にがたついたブッシングを貼りかえることが先の作業だ

この穴があまり大きくなってしまうとそれにあった数種類の厚さはあるが、それを超えると
恐ろしく面倒な作業となってしまう

鍵盤フロントブッシングの張りかえ

ヤマハU1Hこの当時外装パネル系は韓国ヤマハで作っていたので
腕木は日本、ゆえに塗装が違うんです、腕木はラッカー、外装パネルはポリ、

ヒンジ磨き後塗装が施されます

全部は書ききれない5000パーツの中のほんの一握りの例でございます
99%は工賃となります。作りこみ取り付け方いかんで各社相当な値段の差があります。
これらのパーツを確実に正確に修理できるところでピアノは生きてくるも死ぬも別れてきます
でもこういうパーツの金額等今までグレーゾーンなところがあり
ただ直せば高いということよりも元部品は安いのだから安心できるような金額はユーザーも車と同じように
覚えてもいい時代になりました。ぜひ何かあったときにお役にたつところを抜粋して載せてみました

ご存じブライドルテープ
1台分1600〜

ジャックスプリング
800円(1台分)

UPGPのペダル系に属するようつぶれるところ
各180円(1個)

ダンパーアッセンッブリ出来上がりもの
5000円

しょっちゅう使うセンターピン100本(150円〜)

レンナーカシミヤ
ブッシングクロス6000円〜1巻

各クロス類800円〜各厚さで若干値段は変わります

譜面台のヒンジ1個180円ぐらい

ピアノの動きが悪い時に交換する
からくり部分のフレンジ
1台分6000円〜

ハンマーヘッド交換36000円(工賃込)UP

ピアノバットフレンジ25000〜(1台分)

ピアノ各ボタン数十円〜

全弦ピン交換 170000円(UP)     GP230000〜  UPGP工賃込

ピンブッシュ2800円(1台分)

黒檀鍵盤21000円(1台分交換で30000円工賃込)

ハンマーヘッド16000〜レンナー40000円ぐらい

ハンマーシャンク2700円(1台)

最高級レスロー弦2キロ
これでも数千円(大量に発注するため)
相当台数張りこみ可能

ヒンジビス3000円ぐらい(1000個)

アクリル鍵盤ヤマハカワイ用
一台分2800円  一台分交換25000円(工賃込)

鍵盤押さえフェルト400円〜 

鍵盤木口  ヤマハピアノでは必ず交換するところ
1台分1600円ぐらい 一台分交換で工賃込15000円

ダンパーフェルト,鳴っている弦振動を止める
柔らかいフェルト   低音〜中音高音と別れている
各セクションごとの交換が可能だ

1本1000円ぐらい(セクション)ピアノ一台分工賃込25000円

意外に安いピアノのパーツ、
ピアノの修理は高い!しかしパーツはものすごく安い、一般の人にはわからない
知るよしもない。ここで紹介しよう、実は凄く安いのだ、
ほとんど工賃か、技術料ということを知っておこう

ターンバックル〜ぷら部品
200〜300円程度

パネルで出来上がり組み上げ

パネルの組み上げ

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
フレンジコード交換20000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円

鍵盤ブッシングクロス部分交換8000円
アクション総合調整22000円
調律11000円

運送14000円×2=28000円

税込納品時の調整調律も含まれます

鍵盤下位置にあるバランスキーピンフロントキーピン磨きこみ作業

下写真フロントキーピンが回しこまれている
本当はこの銀色の定規に対して平行にならなくてはならない
なぜ回したのか??不明
回す理由、相当使い込み鍵盤がくたくたになりこのフロントキーピンを回すことにより隙間をなくした。???


しかしこの状態ではまずい。ブッシングクロスも
変形して穴が開いてしまっている
フロントキーピンを元に戻してブッシングは張り替える
正常な状態に戻さなくてはならない

やはり35年以上も経つヤマハU1H
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう

駒部分、ここはハンマーが弦を打ち弦が響く、その振動を共鳴板に伝える動脈部分
この駒がないとピアノは共鳴板に音が伝えることができないので現在のような
大きな音はしないのだ。ピアノの心臓部に直結する箇所

きれいにファイリングされたハンマーヘッド

ブライドルテープの交換作業

ざっくりと弦溝がついたハンマーヘッド

ハンマー整形ファイリング、

ペダルくみ上げ、ペダル各部には見えないところにクロスが貼りこまれていたり差し込まれていたり
している、そこらのクロス系もしっかり交換しておきたい、組み上げてからは1個交換するのには
相当の苦労を要する

磨きこまれた天秤

ペダルクリーニングと底板部分のクリーニング
ペダルは根元からきれいに磨き上げます

外した底板のクリーニング 細部にまできれいにできる、ここを外すのは大変な作業です

底板ビスの折れた残骸
真っ赤にさび付く底板のビス、すべて新品に交換します

何とか外せたぜい〜〜〜〜1本折れましてん〜まっつかっかにさび付いていた底板ビス

ピアノ本体を寝かして底板部分ペダル分解作業準備
底板ビスはこのように完全にさび付いてしまっています

磨かれた鍵穴周辺

ピアノ本体クリーニング作業

ピアノを寝かします

バフがけはナベサンの仕事

ヒンジは取り外して新品に交換してしまいます

ピアノ外装前面パネル

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鍵盤下はこのように埃がたまっています

鍵盤押さえのクリーニング

拍子木のクリーニング

ヤマハロゴも光ってぴかぴかになりました

ピアノ外装クリーニング

鍵盤蓋の鍵穴周辺の真鍮品はすべて変色してしまっています

調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる

なぜか鍵盤フロントブッシングクロスがでかい穴が開きくたくたになっている

ふだんアクションに隠れて見えない駒部分
埃スラッジがたまっています

ペダル窓部分の磨き作業

パネルを止めているビスは完全にさび付いてしまっています

ヤマハU1H整調作業精密な仕上げを施します

鍵盤が本体へ戻されます

U1H
弦ピン関係のクリーニング終了

ヤマハU1H弦クリーニング

駒部分のクリーニング

アクションハンマーファイリング作業
ハンマーの張力を均一に戻し
元の張りのあるフェルトに再生。このファイリングの仕方で音色は大きく変化する。ベテランの仕事だ

ブライドルテープの交換作業

ピアノ鍵盤蓋表面 

さび付いた鍵穴周辺と変色している蝶番ヒンジ

ピアノクリーニング外装バフがけ作業

ピアノ下前パネルクリーニング

前面パネルも傷が多数ついています