ディアパソン132AE  ピアノクリーニング修理  都内I様

ピアピット2号工房の奥の扉、デンジャラスな扉だ
ドアにどくろのマーク、開けるとその下には浄化槽が口をあけている
昼間は見えるが夜になると全くわからない、いまだに犠牲者は出ていないが、落ちたら情けないの一言だ。この浄化槽はすでに使われていない
雨水がたまり蚊の生息繁殖地と化している。

天屋根クリーニング

ディアパソン132AEモデル 外装はやや傷が多いんですがこれ中味が錆錆でないところが良好
年数相応といったところだろう  この年代のものまではディアパソンの色合いが濃い
これ以降の機種となるとカワイのOEMでのピアノとなる

水が噴き出るピアピット

ペダル磨きクリーニング

なんともいえん自由すぎる!!

知らないうちに滝が。・・・・・・・・・・・

猫の肉球も青く。。。。。

ピアノは整調なくして語れないというほど大切なところだ
感覚とレスポンス、弾きやすさを作り上げるところでもある
ピアノは全く整調しなくても音は出るようにできている、ほかの楽器で言えばギター,弦高が高いまま、ネックが反りまがっていても、それを与えられた初めての人は、音は出るので何も違和感なく使おうとするが、やがて上達した時に
ふと違うギターを触ったときなんでこんなに弾きやすいんだろう、やっぱし安いギターだからだめなんだ、と思い込む
調整という感覚はそこでも存在していない、きちりと調整をすれば安いギターでもそこそこGOODな弾きやすさは戻る
ということをピアノでも楽器全般に言えることだがすべて調整という作業は付いてくるのだ

何かを始めたナベサン あまりの暑さで変になったか

この部屋涼しくていいなあフクチャン塗装ブースで汗だく

アクション整調整調なくしてピアノは語れないというほど大切なところだ
時間もかかるが手をかければ手をかけるほどレスポンスはよみがえるところなのだ
ピアノは整調しなくても音は出る、ゆえにそのまま出してしまう業者も多い
特に運送関係の仕事は整調に対する理解が全くない、唯時間を費やしているだけだと勘違いされるケースが多く、この何より大切な整調を飛ばして出荷されるケースが多く
最悪なクリーニングとなるのだ、調律師と運会社の関係はまだまだ通じ合っていないところも多い。

けん盤も入りアクション整調作業が始まる

丸々2日がかりでキーピン磨き終了〜〜〜

磨き中のバランスキーピンとフロントキーピン176本

アクション整備

バランスキーピンとフロントキーピン
ふだんは鍵盤下にあり全く見えないところだ
このピンが腐食しているだけでもタッチ感触は大きく変化するぐらい
重要なポジションだ。磨きにには相当な時間と手間を要するので
他の業者はここはまずスルーしてしまう。見えないということもあるが
やはり弾手の指感触は磨いてあるものと磨いてないものでは
小学生でもあてられるくらい大きく変化するところなのだ
このように変色してしまっているキーピンは完全にタッチ感触に大きく影響
してくる。今からこれらを1本1本手で磨いていく。まさに根気と執念の世界になる

今日は東風も入り涼しかったピアピット、仕事もやる気になる涼しさ
灼熱だとエアコンも風だけウィンウィン回るだけでちっとも涼しくないピアピット
だから朝早くか夕方からピアノの作業に熱が入る
日中はさっぱりダメですね、暑くて・・・・早く秋が待ち遠しいすほんと

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
バランスキーピン部分交換3000円
ハンマースティックジャックスティック27000円
アクション総合調整22000円
調律11000円
運送15000円+15000円=30000円

千切れていてペタンこになったペダル窓クロスも新品に張り替えられました       ピアノ底板も完成

今度は何度でも磨けるように、この輝きを保つためには
ホームセンターでピカール(400円)を買い曇ってきたら磨けば
何度でもこの艶が復活します

底板等にたまる埃もきれいにクリーニング

輝きを取り戻したでぃあぱそん132AE

ヒンジはまとめて磨き塗装が施されます

外装ボディークリーニング開始

ピアピット、最初はクリーニング等は自分の調律のお客様だけだったですね
ほとんどが修理関係が多く、どうにもならないようなピアノを直していた
、昨今インターネットのおかげもありなぜか一気に増えた
増えたのはいいが作業内容は昔と変わらないやり方なので
数もできない。こんでいるときはクリーニング関係はお断りするケースも多い
たくさん来てもやりおせない現実がある、
インターネットのすごさと全く対応できない技術のずれは埋めようにも埋まらない
ちょこちょことやって出すようなことはしたくないので
昔ながらのまんまの作業が今でも続いている
月3件が限界、7人態勢で限界です

でも喜んでくれるので割に合わないところもあるが、これが面白い
ピカピカになったピアノは子供には大人気だ、うれしそうな子供の顔見ちゃうと
またやろっかな〜〜と思ったりもする

そう一時期あまりにも修理が忙しくお断りしていた時期も半年ぐらいありましたね。

まあのんびりと作業させていただいてます、よろしくお願いいたします

鍵盤際ぞり作業、鍵盤側面につく指垢等をきれいにサンディングしていきます

鍵盤バフがけ作業、鍵盤表面についた傷汚れをバフできれいに落としていきます。

ディアパソン132鍵盤下 バランスキーピンが緑青でさび付いてしまっています、 これだとタッチ感触はそうとう重く
快適性はこの時点でなくなっています。これらピン関係もきれいにクリーニングします

奥丸部分の磨き

まったく艶が無くなっている鍵盤蓋 

コンパウンドを使い分ける

やはりメインとなるけん盤蓋〜ディアパソンロゴ部分の磨き
けん盤蓋内側は意外に傷がついている深い傷までは取れない

今回杉並〜持ってきたディアパソン なぜか杉並〜世田谷あたりはディアパソンのオーナーが多い
なぜかしらね、   

ピアノ本体を寝かして底板分解作業
ペダルが取りつく底板部分を外します

ブライドル等の交換準備

外装パネルクリーニング  ピアノ前パネル磨きクリーニング

この写真は分解前のこれから分解しようとしているところ

アクションも動きが悪いところが多々あるので
これらも絡めて修理区r−ニングを施していきたいと思います

このファイリング作業で音色は変わるピュアトーンの代名詞でもある
ディアパソンピアノ、源点の音色を作り出せ

磨くはナベサンぴかぴかに

こちらはタケシ君ハンマー整形 丁寧なファイリング、実に慎重な性格なのだ

元はこのようにひかるシューニングピン
ピカピカに戻る、ここは弦関係鳴りのかなめなところでもある
さび付くと断線の原因となるのでしっかり錆は取り除きたい

チューニングピン表面に錆が発生今なら完璧に取れる状態だ
弦ピン関係のクリーニングを開始

ハンマー整形〜アクションの分解

チューニングピンの錆クリーニング開始

ピアノクリーニングに戻る

ハンマーヘッドも弦溝がついています これらを取り除きシッカリ整調を取り直して
元の柔らかい音色のディアパソンに戻したいと思いますね

ディアパのペダル塗装がされているために
こういう風にさび付き始めたら、個人ではどうにもならない