底板からペダルを外していく一度分解するペダルシフト部分

食われているブッシングクロス

ヤマハU1Hピアノクリーニング修理 那須郡A様

ピアピットHPへ

ダンパーフェルトの虫食い取り換え作業

口棒鍵穴周辺鍵盤押さえクリーニング

いきなり外装磨きの神髄〜〜〜〜ドンピカ!!虫食いのピアノとは思えない輝きを放つ!!100点満点

バランスキーピンはさび付いているその下に丸い赤いパンチングクロスという部品があったはずがない
けん盤の上面位置を決めるパンチングクロス

那須郡からヤマハU1H入荷しました
パッと見やややれてきているかな〜〜内側もかびてるな〜〜〜〜んんん??なんか変だ
けん盤が左に寄ったり右に寄ったり 弾いてみるとクタクタになっている、これは!!虫食いじゃないか
まともに弾くことができないくらい鍵盤上面に段差ができている

ハンマー整形ファイリング作業

ハンマーバットフェルト、普段は見えないところの部品まで虫に食われてしまっている
このフェルトはジャックはいる部分のフェルトだ
無くなるとさらに奥までジャックが入り込むためにカチカチ音がしてしまう

フレンジコード1本1本手作業で、、というコード
アナログな仕事だが向こう30年は切れない

調律師の業界でもいよいよ昨年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

けん盤を上げてみよう〜〜〜すごいことになっていそうだ

ひっくり返すとボロボロな状態だ

鍵盤左右を制御するブッシングロスがない

ペダル磨き作業と弦磨き

ドンピカに輝くペダル〜この輝きを保つためにはホームセンターでピカール(400円)
を買い曇ってきたなと思ったら磨いていくと半永久的に輝きは保つことができる

ペダル窓クロスも新品に張り替えられました

そとに出してエアぶろあーで吹き飛ばす 掃除機では掃除できないところまできれいに吹き飛ばすことができるのだ

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
フレンジコード交換20000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円
鍵盤ブッシングクロス交換25000円
バランスキーピン等交換5000円
クロスパンチング交換5000円
アクション総合調整22000円
運送栃木〜ピアピット23000円
ピアピット〜那須23000円
耐震防音ピアノストップ10000円
ダンパーフェルト交換(12000円(サービス))
・・・・・耐震中古がなかったので・・・・・
フィンガードお手入れセットサービス
税込納品時の調整調律含まれます
合計231000円

鍵盤際の指垢等の汚れの削除
サンダーで削り込みをします

錆びているバランスキーピンフロントキーピンの取り換え作業

この5枚の写真は修理が終了けん盤アクションを入れて整調作業に入った状態でございます
この5枚の写真下は上の引き続きのしゅうり状態です 写真前後してしまってすみましぇん

2号工房奥部分こちらも所狭しと修理ピアノがひしめき合う

けん盤のバフがけ作業

鍵盤バランスブッシングクロスこのわずかな赤いクロスがないと鍵盤は
ぐらぐらになる、鍵盤垂直運動もしなくなってしまう
鍵盤運動の左右を制御する大切なクロスなのだ

古いぶらいどるテープ取り外し

鍵盤バランスブッシングクロスの交換

やはり30年以上も経つヤマハU1H
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう
ぶらいどる〜フレンジコード、打弦時ハンマーが飛び出る弦を打ち込んだ瞬間
ハンマーを次の動作に素早く戻すために引き戻す大切かつ重要な所でもある
これが1本切れるとたちまち連打ができなくなってしまう
ピアノは極限まで余計な部品を削除して一番反応の良いレスポンスなところで保たれ100年ぐらい来ている、研究されつくされているところにある
運動力学を徹底して盛り込みいらぬ部品を切り詰めた運動機能を持つ
アナログなものでこれほど早く動くからくりはないといわれるくらいだ

アクション分解修理作業開始
フェルトもひどいところ交換します                すでに切れてしまっているフレンジコード系

弦磨き終了ぴかぴかですね

みがき埃スラッジ等を取り去ったら磨き終えたペダルの装着作業

ペダル裏側にも雑音防止用の
クロスがあてがわれている
新品交換

クッションクロス等の交換

何とか取り外した底板 虫食いがすごいペダル下のクッションクロスは
既に食い尽くされクロスの残骸すら残さない
恐るべき虫食い・・・・・・いつも思うが何の栄養があって食うのだろうか??

ペダル窓クロス系は完全に虫に食われてしまっている

なかなか困難を極めている底板 ビスは折れる

真赤に錆びた底板のビス

ピアノを寝かして底板の取り外し作業 ビスは全てさび付いてしまっています

ナベサンちの佐助食べたら磨くだあああ

口棒のクリーニング古いゴムボタンも交換されます

鍵穴作動確認

鍵盤ブッシングクロス交換 虫に食われたぶっしんぐクロスをすべて外します

チューニングピン磨きクリーニング

ブルーピンもよみがえり光始めるチューニングピン

ピアノ調律師の世界も国家資格となる

ピアノパネルをつなぐヒンジ 磨いたあとウレタン塗装を施す
ピアノクリーニングの世界は様々でこういうヒンジを本体につけたまま外さずに磨くとその時だけきれいですぐに変色してしまう
ヒンジ材質は真鍮なため空気に触れると変色錆びる ヒンジはもともと塗装されているのでもう一度塗装し直さなくてはならない
付けたまま磨くとヒンジビス+穴に研磨剤が白く残りそこから今度は緑青錆につながるのだ、中古ピアノで多くみられるところ多し
すぐに売りたい出したいという気持ちはわかるが後々のことを考えるべきだ
今日調律に行ったお客様のお子様に質問された
「おじさん、川の水は昔からあちこちで世界中にある川の水が海に流れ込んでいるのにしょっぱさはなぜ変わらないの?」
と質問されて困った・・・・・・・・・学のない私が言い放った答えは「大昔よりしょっぱくなくなってる・・・・・」言った自分のあほさ加減に
自分で言ってあきれた、子供は「そうかもね、そうだよきっと」と言って部屋に戻ったがなんと罪な答えを出したのか!と帰ってから悩んだ挙句 みんな聞いた、ナベサン「あと10年もすれば海で錦鯉が釣れるぞ間違いない」とナベサンに聞いたことがまずかった
義春氏「薄まれば水の心配はない」 稲葉君「そんなことになれば海の生き物は全滅じゃあないですか〜〜クジラもイカもタコも
全部淡水魚!??」 ・・・・・・などとみんな勝手に言うやつらでして・・・・・・・答えが出ていない27日現在

左に寄ったり右に寄ったりしている鍵盤、この症状は鍵盤バランスホールもしくは鍵盤ブッシングクロスがない!そうすでにない!!ということを表している

鍵盤ブッシングクロスの交換が終了したら鍵盤木口の交換作業

みがきクリーニング作業 徹底下みがきを追及するピアピット 新しいケミカルはほとんど試すのだ

これからこれら修理も含めて何事もなかったかのように戻したいですね

これらクロスパンチングも新品に交換したい

けん盤下

カツオブシムシの蛹だ

中を覗き込むとフロス類はほとんど虫食い!!

鍵盤押さえ

鍵盤奥位置にある鍵盤押さえのフェルトも完全に食われてしまっているのだ

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アクションウイッペンという部品の裏側もこのように食われてしまっています アクションを整調し始めたら
なんか変だな〜〜と裏返すと食われてしまっていた

なべさんちの佐助

みがき前の腕木