クリアーおもちゃピアノオーバーホール 宮城県A様

研ぎ出し作業研磨工程は普通のピアノと同じ工程をたどる

ピアノです、というと写真なのでピアノっぽく見えるが、これはおもちゃのピアノ、おもちゃというとおもちゃのように感じるかもしれないがこれがよくできた逸品と言えようぞ。実に50年前、ピアノがとても高価すぎて買えない
だからこれは安いのではなく、当時でも相当な値段を誇るクリアーピアノ(井上)の芸術品だ

実は渡辺は8日よりなんと入院〜〜8月末までの入院になります お持ちいたしたいんですが現在療養中の52歳でございまして
休みない仕事もたたり糖尿病でもあり ついに入院と相成りましてすみません
出来れば手渡しでお渡ししたいと本人も言っておりましたが事情がそういうわけにもいかず誠にすみません
お振込みという形で申しわけないんですがなにとぞよろしくお願いいたします


振込口座
三井住友銀行千葉支店 普通6999673
ワタナベジュンイチ  


宜しくお願い致します

本体は近日中に到着すると思います よろしくお願いいたしますピアピット

ありがとうございました
後世に残る日本の音楽の原点ともいえるピアノ、大切にお残し下さいませ

修理金額
ピアの分解修理音叉〜ハンマー鍵盤交換フェルト交換33000円円
外装ウレタン塗装ロゴマーク再生ヒンジ交換乙もろもろ黒鍵盤修理 43000円
合計76000円(税込)

鍵盤を装着していく

ばねピンが所々折れる これらも修理

動き〜反応バネレートの調整チェック

リヤカー箱を作る

フロントパンチングクロス交換

研ぎ出し艶バフがけ  黒鍵盤塗装

新品リヤカーの車輪の塗装を落とす

下写真新品のリヤカーを持ちんで色をカスタマイズするつわもの
1台11万円もするらしい それを色を変えるということはなぜに???

鍵盤もすべて作り直し

ディープブラックで塗装  乾燥したらまた研ぎ出しして研磨

レーザー光線を当ててみた

まったくいみがわかんね

鍵盤の制作 まさにピアノの鍵盤と同じ作りこみでミニチュアを作る、通常のピアノの鍵盤であればすでにサイズが決まっているので
それを貼りこむ方が簡単なのだ

クリアーピアノ外装パーツ

ピアピットレーザー光線が設備・・・・・なぜに必要なのか

今ではまさに探すのも困難なとてもレアなものだ
良く持っていたと感心
だいたいがゴミ捨てで捨てられてしまうものなのだ
愛着がこびりつく今現代
見るたびにうれしそうな女の子の顔が浮かぶように感じる

まさに歯抜け状態になったピアノ

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見るにかわいい鍵盤
1けん盤ごとに削り込まれている
なぜなら1本づつ大きさが微妙に違う
機械でやっていることならそういうことは
まずないまさにハンドメイド

鍵盤白鍵盤を作る

動きのところも修理

けん盤分解修理

内部アクション系 しっかりとウッドで作りこまれる
鍵盤割も正確なのだ

余りの傷なので塗装修理〜〜〜新品時の感動を復元したい

先ず埃を全てきれいに

ピアノができはじめた時代はこうだったアクションも同じ仕様なのだ1700年後半

けん盤も見事な作りこみでとてもおもちゃとは言えない

音叉をたたく方式でGOOD
部品は脱落しているものもある

マークもオリジナルそのままをそっくり再生する
この完ぺきなつくりはピアピットの特技
マニアなやつらが手をかけると全くオリジナルと同じになるのだ

おおっ新品時(何十年前か)のクリアーピアノに変身だ

こういう仕事はこちらとしてもいい息抜きになるというか昔の職人の
魂を感じさせてもらえるいいチャンスでもある
今ではこういう部材等が発達してあるのに昔はなかった
そうかこういう風にして作りこんでいるんだ。とか勉強させてもらっている感が強い
クリアーピアノ量産物には量産だろうがほとんど手作業だ
機械生産ではない。素晴らしい

けん盤ははがれシールで汚れ傷は無数につく
これらもふくめてもう一度新品時のような状態に戻したい
幾度とピアピットでは治してきているクリアーピアノだ。

よこから見たクリアーピアノこれが素敵だ