チェックに余念がないナベサン

ヤマハW101 ピアノクリーニング修理

ペダル裏側の雑音防止用のスキンも擦り切れている  こういうところのチェック等は寝かしてみないとわからない所だ

鍵盤木口カッティング

ピアノ調律師の世界も国家資格制度なった

最近のゲリラ豪雨の合間青空が見えた時に急いで入荷しました
この少し前までは土砂降り状態だったピアピット周辺  まずまず安心  
さてW101色やけはしているもののGOOD 細かい傷はあれど大きな傷はなく良好 中身はかびているが直せば完璧に使えるのだ

俺が弾くのであれば問題ないが 子供が使うだろ・大人の力と子供の力加減を想像しろと
連打性のところと指を鍵盤にのせたナベサンすぐにダンパー始動をあと1.5ミリ遅くせよと
言い残して出て行った〜〜〜常に厳しいナベサンでした
その厳しさが自分にもほしいぞナベサン・・・・・甘いもん好きで糖尿病なのだあああ血糖値を気にしたいぞ!!
フフフ血糖値をも少し下げようねなべさん

ピアノ運動系アクションからくり部分の修理だ。かなめなところでもある目と感覚で修理をするところが調律師
湿気で動かなくなったところを拾い出して修理センターピン関係の交換だ  このセンターピンはうごかなくなったら交換と覚えておくといい
簡単でもないが、このピン等をしっかり交換してあげることで何度でもピアノは再生できるのだ

やはり30年以上も経つヤマハWシリーズ
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう

一般家庭で調律に行くと部分だけをちょこちょこっとファイリングしてある家を見かける
これは最悪のファイリングだ 音色の均一性88キーを無視したファイリングだ
お客様が言ってやってくれといわれるのならともかく 勝手にファイリングされた方はそりゃ知らないとはいえ最悪なのだ、調律師が練習でやったとしか思えない汚い剥き方をされる
これは直せない剥いたものは元には戻らない・・・・・・こういう事があちこちで多々あったからこそ
資格が国家資格になったということだと思う

2級1級すべての調律師が受けてあたりまえの時代となる
現状では合格率30%と言われる なおさら持っている人に頼んでほしい

鍵盤バフがけ
けん盤表面に細かい傷がつく
布でふき取るくらいでは到底取れない
バフを使って綺麗に1本1本クリーニングしていく

ピカピカにひかるクロムモリブデン鋼

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
フレンジコード交換20000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円
剥がれ突板修理3000円
アクション総合調整22000円
調律15000円
運送岩国〜ピアピット43000円
ピアピット〜杉並1F15000円

税込納品時の調整調律含まれます   

ナベサンのチェックまち

数日間掛づめの中野さん
手を入れこんだ分だけよくなることは承知なことだ
他ではここまで絶対手を入れない。しかし自分の納得いくまで
手を入れられるのはピアピットだからだ 
数をこなす業者はここまでやらない。調律師の手間を嫌う感がねず良く残っているので音が出たら出荷となるらしい


それは本義ではないところ、手をかけてナンボの世界だ
がっつり納得いくまで触り続けろ・・・・・とナベサン

9月16日台風が豊橋付近に上陸して宇都宮〜〜抜けていった
ナベサンは宇都宮で仕事土砂降りだったらしい

出荷までにどれだけ手を加えることができるかが大きなカギとなるのだ

マフラーフェルトも新品に交換

緻密な整調作業が延々と数日かけてとりおこなうのだ
ここが一番大切な作業これなくしてピアノは語れないというほど大切な作業です

レスポンス〜音色までここで決めるところにあり重要なポジション

ピアノヒンジ何台かまとめて磨くみがいた後の作業ここがピアピットならではのところでもある
通常は磨きのみで終わるのでその時はきれいでもすぐに変色して来るのだ3週間ぐらいしかきれいさは持たない
ピアピットはコーティング塗装されるので先ほとんど変色はしないのだ

哀愁の流しギタリスト ナベサン
くら〜〜〜い曲をさらにくら〜〜〜く弾き語る

まるで芸もしない食い意地だけのナベサンちの佐助
ナベサンが家でギターを弾き始めると嫌がってほえまくるらしい

大きく狂っている101の音上げ

1号工房に移されたW101ここでさらに細かい整調修理が施されます

今こういうローズ外装を持つピアノは存在しないアメリカンウォルナット(102)も同じだ
なぜなら環境保護法という法の網がかかり天然木向こう100年は切れないように守られている
実はほとんどが日本の企業が伐採してしまったためだ、当時豊富にあったローズハカランダ、アメリカンウォルナット
日本に次々に輸入されていた天然木 その裏で枯渇し始めていた35年前から懸念はされていたところにある
ナベサンも30年前はメーカー技術者で働いていたので当時から減ってきた、一定量確保できないといった話は本社から聞いていた
アラスカはもう絶対スプルスは取れない、当時100%アラスカ産だったはず
共鳴板の材料だ ・・・・・現在そういうのに代わる素材ができ始めているカーボンとか樹脂系 の部品しかし耐久性は30年と短いのだ
でもこれから先天然木は使わないピアノが少し出てきているので、そうなってしまうのか!!・・・・・・と思う今日この頃でした

ここはGPのオーバーホール部屋

ハンマースティック修理が延々と続く   

色やけした同じ101をアンティック調にサンバースト仕上げ こういうカスタムにもできるという事もあり、覚えていてほしいのだ

NEWS     先ほどBS日テレの方から電話があり昨年の12月の放送した絆の力と言う番組
反響が大きく12月の13日14日で再放送が決まったと連絡が入る〜〜是非見てくださいね。
ボロボロのピアノおばあちゃんが使ったピアノをお孫さんに・・・・・・必死でオーバーホール引取りから納品までドキュメンタリー

ピアピットなぜかいたるところにこういうフェアリーが置かれている

アクション動きの渋い所を直す センターピン交換作業 これが相当にあるのだ

鍵盤側面いついた指垢等を綺麗にクリーニングサンディング   

おはようごぜーますだっぺ

底板の取り外したビスこれらも新品に交換します

調律師の業界でもいよいよ昨年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

こういう木目のクリーニングは機械を使えないので手作業になる

修理つきいた部分他もチェック

ねかして初めて分かるつきいたのはがれ 化粧板が剥がれかかっている  わずかだが接着し直さないとポロンと言ってしまう

アクションブライドルテープ交換作業  ハンマーのかえりを助ける役目重要な所だ
寿命は30年

細部にわたり目を光らせてクリーニング

ピアノそこ部分の弦関係 錆が上部より錆びは回るところでもある

アクション すでにフレンジコードが切れかかっている

ぺだるも新品時のようにピカピカに変身だ

底板部分をきれいに掃除クリーニングして
取り外したペダル等を組み上げていきます

ペダル裏側につくスキンも新品にはりかえ

ぺだる底板部分を取り外す ここはピアの一番下位置にあるところ カビも埃もたまる

アクション分解前の写真  手を入れるところがたくさんありそうだ

ピアノ本体を寝かして底板分解作業  底板を止めているビスは全てさび付いてしまっている

弦に忍び寄る錆  これらもきれいに細部にわたりクリーニングしていく

フロントバランスキーピン磨き作業  ここは鍵盤運動のかなめとなるところ
摩擦抵抗を減らしてスムーズな鍵盤運動に持っていく

剥き方 きわめて単純なのだが奥が深い深い  綺麗に剥くことはもちろんだが繊維の方向をしっかりと見極めてファイルする
事により音色は大きく変化する  素人の剥き方は音色に一発で現れる・・・・・・ここがふか〜〜〜〜い職人の世界だ

クリーニング作業 特殊なスポンジをつかって専用のオイルを使いながらクリーニングしていく

ピアノ鍵盤木口交換
黄ばんで変色した鍵盤木口を落としていきます

下前パネルについた椅子レザーの溶け  当時木目ピアノのすべてについていた椅子のレザー部分の座るところが溶けると言うことが多かった 弾き終わったら椅子を奥に戻すと
座る部分側面がここにあたりあたったところが溶ける・・・・・・

アクションフレンジコード交換 こういう細かい部品は30年に一度の交換が必要なのだ
車で言えばタイミングベルトのようなものなのです
1本でも切れると連打性がすこぶる落ち込む 

アクション内部のブライドルテープ交換始まりました〜〜〜

外した鍵盤をクリーニング 汚れスラッジを外で吹き飛ばします

クリーニングしたチューニングピン関係  弦はまだこれからだ

音色のかなめでもある弦関係綺麗にしておけば寿命もぐんと延びる

チューニングピン関係も錆と汚れで曇りさび付いている これからチューニングピン関係のクリーニングをすすめていきます

けん盤下 埃がやはりたまっているのでブロアーにて吹き飛ばす  

ピアの隅々にまで埃がたまる 

アクション運動部分 からくりこそピアノの命と言えるところでもあり常にきれいにしておきたい

深くついた弦溝 もこもこした音色でタイト感が全くない  ここは改善したい

アクション系も埃にまみれてしまっています  スラッジのたまりは湿気も呼び込むし虫もわいてくるのだ

ビス類はさび付いています

ハナチャン

老猫チョコ

パネルを取り外していくと鍵盤上には埃がたまっています。

無事到着した長旅の101 これからパネル等を外して掃除に入ります

ピカピカになった鍵盤が本体に収まる

アクション運動からくりの助けとなるブライドルテープの交換
1個に付き1本 これがないと連打性は大幅にダウンする

ピアノ底板部分には埃がこのようにたまる

ぺだる磨き作業

鍵盤側面再塗装

ピアノ前パネル分解クリーニング Wシリーズ 独特なトーンスプレッダー 音が前面に飛びだす工夫がなされている

鍵盤木口貼りこみ

アクションボルト

チューニングピン関係は錆つき始めています

ピアノクリーニングに戻る

ピアノけーず細かいところの部品まで取り外して掃除掃除

ボルト磨き

ファイリングして使うハンマー 元のタイト感たっぷりの音色に戻る

ハンマー整形ファイリング

フレンジコード交換 この部分は連打性を最高潮に高めるUPではなくてはならない部品
1本のコード このコードがトリルのすべてを決めるところにある 30年で切れるところだ

磨きクリーニング開始

出来るだけ細かいところまで見ていただけるようにUP致します ごゆるりとみていてくださいませ