ベルトン　大田区C様　　内部クリーニング修理　調整象牙漂白等

倉庫に保管されていたベルトン　外装弦は新品なのにアクション系は全く手付かず
膠は切れて部品がぽろぽろと取れてしまう状態に、外側はOKなので中身を直さないとせっかく弦を張りこんでいるために動かないことにはこのピアノを弾くことができないのだ、修理を兼ねて点検〜くりーにんぐを執り行う

バックチェックがＧＰと同じものがついている

ピアピットに現物があるので試弾可能だ

ＵＰのアクション整調作業
ここでたった今ﾋﾟｱﾋﾟｯﾄに届いたグランフィールというピアノ
これがまた優れもので、なんとグランドと同じ連打性能を持ちピアニッシモでも連打可能だ
中でもすごいのはＵＰなのに鍵盤を押し切り３分の一上げたところからの打弦が可能ということである、ついに進化したピアノを目の前に「これすげーな」のひとしきり
九州の藤井さんという方がレピティション系の進化版を作った、

ＧＰを買い替えようかと思っている人には後付けもできるために２１万円(後付け）
は高いか安いかはともかくＵＰがＧＰのようになるということだけでもわくわくしてくるわけで
消音同時取り付けも可能ということで来年旋風間違いなし
既に２年前から出ているグランフィール、マイナーチェンジを重ねついに革新に
こういう優れものは私たち技術人にとっても実に興味がある

ホットなニュース〜〜〜〜

来年はグランフィール旋風が来るかも
消音ユニットに関してはどんな古いピアノでもつけられる、ということは浸透してきた。しかし自前のピアノがグランドと同じような能力を発揮する
というはこれ耳新しい〜〜ＧＰが買えない　入らない　と思っている人には
朗報だ。古いピアノにも消音と同じく後付けができるメリットは大きい

このような地道な作業はピアノを受け取った時ピアノを弾いたときに一気に花開く！！感触〜音色の違いを体感できる
一番大切なところだ　他の業者は早く出荷したいがためにここは端折ってしまう、一応音は出る状態で出荷されてしまうところに
悲しい結果だけが届くのだ。そうではないはずが大量業者は１台ナンボというノルマ的な数字が乗り込んでくるために
結果これまた悲しい、それではいかんのだ。出したほうは古いからしょうがない、と諦めモードもよくない
治す治るんだということを意識する必要もある、実際決定的な欠陥がない限り何とか直るのです

調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
３級２級１級　　調律師協会合格レベルは２級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で２級建築士　国家資格１級はさらに難しくなる
すでに３月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも２級合格やれやれ、もう１級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい？？？まあ一応合格ということでピアピット受けた人間２級みな合格です

一応アクションと鍵盤が入った
これからが正念場だ、やけに音色が気に入らないところもあり、整音もかねてタッチ感触も作り出さなければならない。ここが一番の技術人の見せところかもしれない
音色の深さをもともと持ち合わせているピアノなので
それを生かすことに重点を置きたい

今現在の音はキンキンしてるだけの音色にとどまっており、これらを解きほぐすべくの作業が入る
地味でこつこつな仕事だが感触を大きく作り出すところ
手は抜けないところにある


他業者は見えるハードな面をいささかきれいにして調律するのみ、それでは全くお金をかける意味すらなくなってしまう、ユーザーはより反応の良いピアノを期待する
音色も柔らかさがありましてきらびやかさも兼ね備える
当然ひきやすさも同じだ
この期待は裏切れないところにあるので最善を尽くしたい、

ピアノ調律師の世界も大きく変化

ダンパー分解修理レバークロス交換

穴が開くとレバークロスにスプーンの頭が食い込み音が出なくなる

レバークロスの穴あきこのスプーンの頭がさびることによってクロスを干渉そして穴が開く

使ってなかった感は相当あり　おそらく直した時は弦ピン関係はぴかぴかだったはず
しばらくほってあるのち錆はじめピンはくぐもってしまっている

黄ばんだ象牙をきれいに漂白しています

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ベルトン修理お見積金額
内部クリーニング30000円象牙漂白25000円
ブライドルテープ交換18000円
ヒール膠切れ接着15000円
アクション整形ファイリング18000円
ダンパーレバークロス交換12000円
アクション総合調整22000円
運送16000＋16000円＝32000円
税込納品後の調整調律含まれます

細かい部品を一つ一つ見ていく
年数経過により膠切れが多数発生
矢印はシャンク割れ発生

ブライドルテープ交換　古い千切れているブライドルの交換だ

すでに千切れてしまっているブライドル

アクション分解　各部点検を行いながら作業を進めていきます　ブライドルのカット

アクション、全く手付かずの状態ださて傷み具合のチェックもかねて取り外す

折角の新品弦、曇っていてはこれよくない、ぴかぴかで鳴り
ここまで手を加えているのでここは新品同様で戻しますね

カビの生えたアクション　結構ぼろくなっている

チューニングピン関係のクリーニング作業

ヒールが膠切れでぽろぽろと取れてしまう、この症状はメーカー関係なく
膠切れというのは起こるために、修理または古いピアノでは必ずチェックを入れなければならない

ハンマー整形ファイリング