ヤマハW102ピアノクリーニング修理 我孫子市O様 消音ユニット取り付け

曇ってしまっていたチューニングピンもピカピカになりました

ヤマハW102ウォルナットボディーを持つシリーズ このシリーズ102,101 と外装がローズかウォルナットかというところだ
102最後の後半シリーズモデル この後姿を消してしまったが今でも中古人気は高いモデル102ですね

常に湿度管理は欠かせない 湿度このぐらいがベストなのだ

底板のビスをとるさび付いている

鍵盤表面についた爪傷等の削除

W102完全に元通りになる このモデル中古でも今でも大人気がある 形もそうだが色も今風の柔らかい感じで人気がある
手放す人ももったないなあ〜と強く思う手放すにしても高額で買い取ってくれるのであればいいのだが製造番号できられる査定には
やはり日本的な事務的な買取が主流で流されているように思う


でもこのように綺麗になった状態ではお客様は手放さない。なかなか新品ではこのようなピアノは手に入らない時代のものなのだ
いいものは時を経て評価されるに値するピアノなのでぜひ大切にしてもらいたいですね

消音ユニット取り付け 今や防音室を高額で作らなくとも夜気兼ねなく弾けるものができた
30年前では考えられなかった。まさにハイブリットなピアノに変身する

藻とも軽やかなタッチを取り戻すべく
じっくりと作業が進んでいく

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
外装塗装22000円
フレンジコード交換20000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円
アクション総合調整22000円
ハンマースティック修理10000円
運送我孫子〜ピアピット(階段)17000円
ピアピット〜港区15000円

消音ユニット120000円

鍵盤深さがばらばら年数経過で深さが変わるするとタッチも変わる

着々と完成に近づくヤマハW102

W102のアクション整調準備 走りねじれ等を取り直します

何か液体のようなものを注入した跡がある
これが硬化してスティックになっている可能性もある
1本1本確かめながらの作業、注入されていてもスティックしていないのもあるので注意深くチェックしていこう

なぜかジャックスティックが多い102 センターピンの交換作業

譜面台の方のヒンジも同様

新品ヒンジビス

鍵盤側面際ぞり

鍵盤内側クリーニングヤマハロゴも光りぴかぴかです

けん盤蓋ペダル分解作業

W102特殊なフォーミング液で磨き上げる バフは使わない手作業の世界だ

けん盤蓋分解作業

けん盤蓋内側 弾いた爪キスが多数前蓋につく 弾いていた証拠でもあるのだ。 この傷も今回きれいにしたい

キャスターの回り具合も渋いので錆チェック

色やけが少ない分きれいなウォルナットが期待できる

28日なんと朝起きたら雪でびっくり

鍵盤木口交換

ピアノ本体を寝かして底板の分解作業

外装パネルクリーニング  半艶とそうなために
黒のクリーニングとは全く違うやり方だ

鍵盤バランスキーピンフロントキーピンみがきクリーニング作業

ボディはラッカー仕上げなので溶けがやはり入ってくる 当然ついていた椅子はボロボロになってしまうシリーズ
熱にも弱いラッカーなため生産を中止 まあ今ではラッカー溶剤を使うメーカーはない、体に毒なためどこもやらない、ピアピットだけがいまだラッカー塗装を行う。ギター関係はラッカーが多いためやっている、

一度外したヒンジビスは捨てて新しいものと交換されます

ペダル窓クロスも新品に交換します古いクロスは取り除きます

ペダル雑音防止かクロスが張りこまれている

フレンジコード、ハンマーが装着されているので除きこんでも見えないところにある部品、このコードはハンマーが飛び出し次に戻る時に大きな役割を果たすのと打弦時の強さを余すことなくハンマーに力を伝える役目を果たす重要なところなのだ
このコードが切れると連打が不ぞろいになったり音が出なくなってしまう、演奏上そうとう重要な役目をきっちり果たしている
コード交換のみでタッチ感触も大きく変化するのだ早いパッセージの音には瞬時に反応してくれる
たかがフレンジコードとはいえないのだ
フレンジコードアクション系の小さな部品の交換 しかしこの部品1個きれいいるだけで音は出なくなる
ピアノにとって重要な部品だ、コードを交換するだけでタッチ感触は大きく変化する
鍵盤〜発音までの反応は格段にUPするところだ
やはり30年以上も経つヤマハW102
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう

古いコードをかき出す

フレンジコードの交換

ハンマートップについた弦溝

茶色く変色したフレンジコード 絹糸の網込みでできているため年数がたつとボロボロになってしまう
ポリエステルなら切れないが、雑音とうのことも考えてのことでしょうさすがヤマハだ

溶けた口棒

既に切れてしまっているフレンジコード

アクションを外してばらしの準備

パネルを外してアクション取り外し準備

ピアノクリーニングに戻る

黒鍵盤バフがけ 側面の鍵盤ブラック塗り直し

外装クリーニング 外装がきれいになるとやはり気持ちがいい
不思議に音色も変わったような感覚さえ覚える

弦関係のクリーニング作業

みがき前のチューニングピン関係曇ってしまっている

塗装が溶けたヤマハW102の口棒関係

黄ばんだ鍵盤木口