バックチェックがやや減りこんでいるのが少し気になる、・・・・・・

ヤマハC5ピアノ修理オーバーホール いすみ市Y様

ピアピットHPへ

ピアノ修理 毎日飽きもせず続く修理、なぜなら同じ機種でもまるで違う状態、で持ち込まれてくるからだ、よく修理のベテランですねと言われたりするが、そうじゃないのです、全員がまだまだ半人前なのです、毎日ピアノから勉強させられているという感じですかね
あーでもないしこーでもないと言いながら一番いいところの妥協点を見つける、
ピアノの構造上の基準はあるのだが全てそれに当てはまるとは限らないのが面白いところ
だからゆえに失敗も人以上にしてるし、経験値のみ世界になるのだ
どんなに頑張っても人生50年?60年しか勉強ができないのだ。
相手は木の物、環境変化でやられてしまったり(これは今の床暖房という画期的な人間が生み出した暖かい床だ、その上にピアノ・・・・・そらカラカラになりパキパキに割れる
思いもよらない修理が毎日飛び込んで来るわけでそれに何とか対処対応ができているのか
を考えるわけでもございまして・・・・いつも勉強ですね、行き着くところはないわけなのでやる気も出てくる。そんな毎日が連続で1年間2年間とやってくる。まるで表にも出ない世界なわけで
うんちくすら出ないしm、目の前の作業に全力を尽くすのみというやつですね

新品ハンマーヘッド弦あたり調整
新品と言えども相手は木、確実に動く、その動きの調整をとる
この鏡を使う作業はハンマーが弦に対して同時打弦っさせなくてはならない、そり走りねじれ等を正確に補正調整していく

駒のクリーニング、ここは弦を張りこんだら手が入らないところでもあり意外に見えるところなのできれいにしておきたい

ちまちまと地味〜〜〜な作業が続く、

C5、結構使い込んでいるピアノと弦ザビが多く発生、音芯は細い、次高音部s雑音のせいか皮が貼りこまれている

昨年から整調作業をとり続けるよっちゃん

鍵盤ホールの調整しながら鍵盤を入れていく〜〜〜

今年もストーブに火が入りましたね

修理に戻る

筬部分を取り出す、ハンマーヘッドはファイリングの域を超えた減りこみ寿命、 まあここまで使えばピアノ冥利に尽きるということだ
ここだけではないところも多く発生しているはずだ細かいところまで分解してチェック修理だ

アクション部品の最深部フレンジのセンターピン交換

。エジプト化し始めたぞピアピット

1ミリ単位の調整を1個1個施すこと数日間と言う感じですかね

ダンパーガイドホルダーの調整〜バスダンパー接着取り付け

譜面台けん盤蓋、見えるところが相当に傷
ありで磨いてみた

アベルのハンマーはこれが相性いいのだ、レンナーより太く力強い音色がナベサンは好きだ。評判もかなり良く今半々ぐらいですねレンナー派アベル派、

アベルのハンマー到着

1924年製ベヒシュタイン203

結構地味な作業なので一人でやると意外に精神的に追い詰められるところなので二人で作業することによりお互いの精度を落とすことなくスムーズに進むのだ

C5ダンパーフェルトの交換作業

今日はトヤサンの家ですき焼きだ

ピントルクが命となる確認しながら作業だ十分あり、

戦後のオルガンを直す

けん盤木口交換作業

最近ネットで修理の問い合わせが多い、それも業者が実に多い、難しいことであればいいのだが、実に簡単な作業の問い合わせが多い
話を聞いていくと今現在誰もいなくて一人で作業しているが教えてくれる人もいないのでわからない・・ということだ、ネットで調べるとやれ大きくやっている感の漂うお店でもあり大人数でいるはずなのだが・・というと皆やめてしまってアルバイトと自分しかいないという話
でもって何直しているんですか?と聞くとヤマハグランドをやっているがUPはやったことはあるがGPはやったことがないので教えてくれと言う話だ。
電話で修理を教えられること自体完全にわかっている人ならともかく何もわからない人にそのように説明しても無理な話、
それはえらいことになるぞーと言ったら私も2か月後やめる予定だそうで・・・・いったいどのようにしてそれを直すのか?
実際HPとはかけ離れた状況が多々あるらしく現場に見に行くことをお勧めしたいですね、じゃなければ頼む方も頼めないではないか。
私たちも同じ仕事をしている、HPにもありのままに載せている、来ればありのままですね、と言われて普通だと思うが、現実は
ネットと実際実在とまるで違うところが多いようだ。自分の楽器を頼むのに実体のないところに頼むほど怖い物はなくさらに触ったことがないという人が触るのはもっと怖いのだ。インターネットの普及で便利にはなったが、物を託す場合現場を見てから判断したほうがいい時代になってきている。
その方には触らないで出来る人に任せた方がいいとしか言えなかった

Cモデルの特徴でもある倍音を共鳴させるというアリコート方式これはスタインウエイからの方式を取り入れている日本製

鍵盤ブッシングクロス延々と同じ作業が続く

フレームボルトねじ締め

倍音を作り出すアリコート、Cの特徴の極みでもある部品

ピンブッシュ打ち込み

フレームワックスを塗りこむ

他で駒が汚いオーバーホールをよく見る、たぶん面倒なところなのでハショッでしまっているのだろうが、修理人としたらとても気になるのだ。オーナーはたぶんわからない・・微妙なところなので

フレームをクリーニングしたら元に戻すこれもまた人がいないとできない作業

バランスブッシングクロス交換中(レンナーカシミヤ)

共鳴板の掃除

フレームの掃除と洗浄、脂分の削除

人海戦術を持ちみんなで力を合わせてフレームを下す

実に重いフレームピアノの9割の重さがこのフレームだ、世の中にこんな重い楽器ができたのはすごいことだ

このピンと鍵盤ホールの抵抗が鍵盤に伝わると動きがスムーズではなくなったりする

ウルトラ手作業の結果〜〜なんとかピカピカに変身

バランスキーピンフロントキーピンのみがき作業

ブッシング貼り駒で固定

1本1本動きのチェック

フレンジにつく赤いべろのようなものはソステヌートタンジェント
打弦同時に踏み込む真ん中ペダルの時に作用する部品なのだ

バス弦の取り外し

鍵盤ブッシングの張り替え作業

なんとかレバーを取り外してチェックだこの部品は覗き込んでも見えないところでもありこうして取り外して初めて故障が解るときが多い

弦の張力を均一にゆっくり落としていく

弦圧等のチェックとソステヌートの取り外し

鍵盤ブッシングの取り外しだ、ここは減りこめば取り替え減りこめば取り替えるところなのでまあ普通

ダンパーの取り外し

鍵盤接点に当たる個所を徹底的にチェックするべく分解していく

ダンパー取り外しとけん盤を取り外す〜〜ブッシング交換の準備

もう一度弦を取外し新品時に戻さなければならない。アクション関係もすでにくたくた状態になる