キャッスルピアノ 岩手県遠野市K様 ピアノオーバーホール
いよいよキャッスルピアノ出来上がりまじかです
18日にピアピット搬出予定です
雪が降っても私渡辺がお伺いいたします
最近見ないと思っていたところへ突然このキャッスルのピアノが飛び込んできた
現存していて快適に動いているキャッスルはほぼ無いといっていいくらい数も少ないし
現在使われている人も非常に少ない、最も確かに古いピアノだ、私50歳でも調律師になりたての20歳時点でも
古いぴあのだなあ〜〜と感じていたくらいだった
さて入荷して蓋を開けジャンと弾くとまったく音階になっていない、おそらくピン板が割れまくっている可能性ありか、もしくは
まったく調律に関してやってないかどちらかだ、共鳴板は奇跡的に割れてはいないが
外装のパネル~足に掛けてのツキイタのハガレ状況が気になる
一瞬象牙か!!と思ったがこれは当時象牙そっくりの鍵盤をあちこちで出していた時期があり
残念ながら象牙ではないのだ。今見ると新鮮に見えたりする、何も味気も無いアクリル鍵盤ばかりを見ている昨今では
新鮮だ、もう一度こういう工夫アイディアも今に出てきてもいいと思う
アクションはすでにスプリング系からして寿命スプリング関係は50年ぐらいたつとスプリングではなくなりただの鉄の針金に化す、曲げたり触れたりするとポキンと折れてしまうのだ
これからこのキャッスルピアノ新品時までタイムスリップさせよう。と思います
時間を巻き戻す〜〜新品時のキャッスルが聞けるのも楽しみなんですね
私も聞いたことはありませんのでとても楽しみですね
弦ピンをはずしていきます
50年以上弦圧が掛けられていたピアノが今張力ゼロの状態になります。
まずはお疲れ様でした〜〜〜〜
外装系のハガレ
足にもハガレあり
弦をはずします
キャッスルの足
妻土台部分は4枚下ろし状態に割れまくっています。
ぽろりんといとも簡単に外れてしまう妻土台を構成している
木材
本体分解作業
底板の取り外し
アクション分解作業
古いアクションはすべて捨てます
基準となるところを残します
ハンマーにシャンクを埋め込む作業
新品のハンマーヘッド
アクション、直すことよりすべての部品を交換
規格は今でもまったく同じものがあるので問題は無い
不安を感じながら使う部品より新品の部品のほうがベストだ
バット取り付け、この後フレンジの走りねじれを補正する作業はこれまた面倒な作業
妻土台復元修理接着剤は完全に切れている
このままだとアノ大きな地震がもう一度来るだけで衝撃でばらばらになり転倒間違いなしだ
接着剤をいれ完全にクランプで固定する
今度は本体全域にわたりひび割れの修理だ
親板は中から割れてしまっていた
表表面に出ない内側からの親板の割れ
フレームを卸す作業
ピン板の割れは少ないラッキーだでも割れがあるのでこのピンいた自体を補強しなくてはならない
共鳴板割れが無いので良好
珍しい奇跡だ、確実に割れていると思っていた
古いチューニングピンブッシュを抜く作業
ぴあぴっとも周りが畑というとても閑静な田舎にあるのだ
ピンホールの掃除
ピン板ややわれているところを補強修理
チューニングピンブッシュ打ち込み穴あけ
部分チューニングピンが打ち込まれている
ピントルクを測るために打ち込む
足妻土台の塗装修理
弦枕したにテンション調整のために厚紙が張り込まれる
ピンブッシュ打ち込み
キャッスルにレスローの弦(ドイツ製)が張り込まれていきます
この弦はベーゼンスタインウエイに張り込まれる弦です
調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
おや板部分の亀裂の補強
足がしっかりしたべっ
これで安心だな と米さん
作り直された足妻土台部分
岩手限定ずんだぷりっつ
ダンパーレバーの取り付け
ダンパー圧も計算に入れながらの作業
ハンマー植え込み作業
バランスキーピンもぴかぴかに
ピアピットピアノ発表会の打ち上げ
いるメンバーだけで2号工房でひたすら食べる