JC.BROWNE イギリス製  米子市O様

JC.BROWNEこれはピアピットでも初めてのピアノだ 外装はなんと豪華ウォルナットをふんだんに使った全面ウォルナットボディを持つピアノだ。象嵌も見ただけでイギリス製をわかるほどわかりやすいのだ。

なが〜〜〜イペダル  折れるんじゃないかと・・・・・・

アンティックピアノ すべてのパーツ規格は今のと異なるために
フェルト厚さ寸法は全て特注になるのだ
フレームも反鉄骨をもつために今現在のユニバーサルピッチ
442HZはピッチ上げられないのだ。このピッチにすると壊れる

突板等は完全にはがれている 外装状態はあまり良くない

いよいよゆっくりとオーバーホール開始していきます  アクションは相当にふるいアクションを持つ 若い調律師は存在自体を知らないはずだ
たぶん見たことがないアクションを持つ  なんと古いことか鉄骨は反鉄骨ピアノ 今現在は総鉄骨 張力は440HZは存在してなかった時代の物
レアな逸品ですね〜〜

外装〜中身に至るまでボロボロ〜〜さてさてあちこち見ながら修理して行こうかな  弦はすでに針金と化している

ゆっくりと作業始まっていきます 暇なときちらちら見ていてくださいませ

あちこち触ると部品がポロポロ落ちるしはがれるし、膠切れがあちこちで発生していそうだ

磨いてみた〜〜レアなベカッとする艶これが味なのかもしれない いい感じだ

象嵌が組み込まれたピアノ前パネル いつみてもこういうのは花になるなあ、今ではこういう職人はいない

まるで今のピアノを全く異なるアクション(からくり)を見せるこのピアノ 当初は今のアクションに載せ替えたほうが・・・・・と思いもしたが
っそれではこのピアノ自体の価値を失いかねない これを動かそうぞ  なんとかね
 まだ細かいところを見ていないのでこれからどんな試練が待ち受けいているのか楽しみでもあるし苦しみでもある まあそれが楽しいから

アクションはうごかない、弦は死んでいる けん盤も動かない音は出ない 今現在ではピアノではないからくり物なのだ
これに息を吹き込む  はたしてどんな音がするのか楽しみだ

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アクションツリカゴと言われる特殊なアクション
イギリス製当時はこのアクションが多かった、が共通の構造大まかには同じなのだが
レピティションの位置バックストップさせるキャッツチャー等の加え位置がまるで他と違うというところが
これまた面倒なアクション まだ試行錯誤を繰り返していた時代の物

交差弦ではなく並行弦この構造も古い