天然部材の枯渇が進む黒檀、スリランカでもついに法の網がかけられた

ヤマハU7修理オーバーホール弦ピン関係の交換 神奈川M様

センターピン交換ここがとても大事 スティックだらけのU7ここが動かないと
消音時も音が出なくなるのだ

ピアピットトップページに戻る

ヤマハU7ピアノ修理オーバーホール、象牙仕様のモデル
象牙は黄ばんでしまっているために漂白  まずは弦の張力を緩めていきます

弦ピン(レスロー)交換ピンブッシュ含む 170000円
ハンマー交換36000円
ダンパー交換25000円
黒檀鍵盤30000円
外装塗装クリーニング65000円
ブライドルテープ〜フレンジコード交換サービス(38000円)****
象牙漂白30000円…・10000円でサービス
消音ユニット120000円
運送15000円×2=30000円
耐震用ピアノストップサービス
税込485000円也(納品後の調律調整含まれます)

ピアノは湿気でダメになる!昔からそういわれてきたが、昨今では真逆の
ことが起きている、それは床暖、気密性が多くなっている住宅、床暖はピアノをガタガタにしてしまうのだ
あえて湿気を与える機械を取り付けないと、たいへんなことになる

それは共鳴板がバリバリ割れてしまうのだ、そうなるとこれまたOHになってしまう
過乾燥の極めつけが共鳴板の割れ。アクション系はねじビスがゆるゆるになってしまうが、ここは締め直せばいいところで、ビキッと割れてしまう共鳴板はどうしようもないのだ

ピアノは湿気で・・・・・がピアノは過乾燥でダメになってしまう、ので湿度調整の必要性を改めて感じる
今日この頃でした

譜面台も修理 埋め木を施して強く再生

塗装

譜面台が壊れている、何度か接着をした跡あり   割れてる・・・・・・のか

U7象牙の合わせて黒檀に変更
この黒檀ついに大幅値上がり〜〜〜残り4台分の在庫はあるが
それ以降は6000円の値上がりご了承くださいませ、これからのお客様へ

U7消音ユニット取り付け

アクションの方の修理 ふれんじコードとブライドルの交換

ハンマーヘッドの取り付け

ピアピットはいかんなく調律師の技能技量を求められるところだ。
そしてウルトラ勉強になるし自らの技術を見せつけるところでもある
マニアと呼ばれる人間が集結した時それは最高のものが出来上がる

これだけで間違いなくパワーアップされたヤマハU7
レスロー弦の威力は素晴らしいのだ
オーバーホールと言ってもただパーツをとりかえればいいという話ではないのだ
間違いなくスープアップされたものがまさにカスタマイズと呼ばれる真髄
手を加えてチューンされたピアノは間違いなく別物と化す
いい意味でないとチューンの意味がないわけで
ハンマー特性を操れる人間と整調にたけた人間と音質を作り出す人間と
すべてを持ち合わした味付けは最高の物となる

レスロー弦が張りこまれたU7

新品ハンマー特注

足元はとても大切、スタインウエイ純正フレーム金粉にさらにさらにカスタマイズ
チークサンバーストをあしらう、手間暇かかるところがGOOD、こだわりのU7

U7、独特な袴と呼ばれるところ
オリジナルの色はどうしても安っぽい、塗り替えます

ヤマハU7ドイツ製のレスロー弦が張りこまれます
鳴りは確実にいい方向に向かうことが約束されます

調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

ゆるんだところで一気に弦を外していきます

塗装したてのU7の外装 
仕立てなので艶があるように見えるが渇くと綺麗なマットな感じになる

消音ユニット取り付け準備  加工作業 

UPでも最上級モデルにしか持たせられていないアグラフ

すべての弦圧測定

修理に戻る

けん盤装着

チューニングピンも新品に交換されます チューニングピンを抜いたらピンブッシュ抜き

象牙漂白漂白で真白く変身します

どれだけの今までU7をOHしてきたかわからない
しかしどれもこれも毎回違うのだ、そこが面白いところで同じモデルでも
置かれていた環境等で相当ピアノは変わってくる

しんぴんピンブッシュの打ち込み

弦枕等制作

ヒッチピン磨き

磨きこまれたアグラフ

弦をすべて外し終えたらU7の弦圧のチェック、ここ重要なポイント、弦を張りこんだらもう手が付けられない
所でもあるので、きっちり測定する必要がある