スタインウェイ、アップライト1895年モデル取手市O様
これは古いモデルです1895年物ビンテージですね
これからボチボチとオーバーホールしていきます、色もクロから木目に変更
一度治しているところ随所に感じます
以外とほっぽりぱなしでなかったために
状態良、(今現在何とか音がでる程度)
脚も独特のデザインです
プレッシャーバーを持たずフレームがカポになっています
このフレームのパテントを取った2年後のモデル
本当に初期型のスタインウエイ
展示に戻る
ピアノのよさはよく腐ってもスタイン・・・・・とか言うがまさにそれ
存在感の大きさはやはり他のピアノを圧倒する
アンティック価値も十分あるが、ピアノとしてのアンティックの価値は完動品であるということが条件
そうすればさらに価値が上がるということだ、
鍵盤上面、黒鍵もはげていますね
こういう脚の装飾もさすがスタインウエイ太くキレイに象嵌してあります
一度手直ししているために部品パーツがほどよく保たれています
まあこの状態では使えませんが
アクションはこの前治したタイプと同様、
面倒なアクション搭載
このダンパーも見慣れてきました
アクションをおろします
鍵盤下もほこりだらけ
ブッシングも変形変色虫食い、
ピアノ下部分
響板割れとか見えないが弦をはずし2~3日たつと割れ目が出てくるケース多し
オーバーホールする前のチェックと状態の確認、寸法計り含め
掲載しています
このようにスタインウエイのフレームと外装は一体化しており
ヤマハ、カワイのように簡単にはフレームがおろせません
先ず外装を分解しないとおろせないようになっています
徐々に張力を緩めていきます
一気に緩めるとフレームが折れやすいのもあり、慎重に
付いている部品は要チェック
駒ピンも太い
、でましたね、義治氏、
またこれにはまりそうですね
ここはピアピットでのデータです

一応弦をはずしこれからが大変なのよん
外装分解〜フレームオロシ




なにがいやだって!外装はがし!!!!
なべさん担当、死ぬね
弦枕の製作
クロの下はやはりマホガニーが出てきました
木目にはもってこいの色です
テーブルにしても極上の材質を誇るスタインウエイ
鍵盤磨き
木材の部材のよさも100年以上前に吟味されている
こんな部材は日本製にはありません
というか、1895年には日本にはピアノはありましぇんでしたかー
鍵盤も余すとこなくチェックと修理を施していきます
車のうえに乗るな!!バカ猫!
スタインウエイ分解します
このフレームが変わっている
どういう目的なのかはわからないが興味はある
脚をはずしました
分解ともに塗装を剥がしていきます
ボルトも錆びは少なく良好
張弦データ
序響板 この部分は鳴らす目的ではなく
おそらく湿気等の木材のふくらみ等を考え響板に影響を及ぼさないように工夫されているのです
指でさしている所、最初割れかと思ったのですが
2枚とも楔が打たれている所を考えるとやはり木材の動きを計算した、楔でしょう
恐るべき細かすぎる工夫は今のピアノにはまったく無い、
1895年にはこのような工夫されている、まるで文化の違いと差をかんじる
となると、このフレームを支柱にかませる、やり方は
今のスタインウエイのサウンドベルと同様の効果を持たせるために
与えられたものだろうと推測される
同時に響板保護の役目も果たしているようだ

1895年にはこのような工夫が随所に与えられているのは驚きました
さすがスタインウエイ、ビンテージ
スタインウエイのフレームが本体より離されました 100年ぶりのことです
フレーム塗装の前に錆を必ず落とさないと
塗装がのりません
細かいきらきらしたラメがちりばめられ
更に深い色を出すために金粉の量を調節しながら重ねていきます
上塗りは透明感を深く出すためクリアー真っ赤に見えますが
ワインに近い色です
ただの真っ赤ではありません
ゴールデンメタリックキャンディーレッド
といい深い真紅の飴玉のような透明感を持つ
フレームになりました
ここまで仕上るのに丸一日かかってます

すげえ色だわこりゃ
今日もチマチマ、いい加減飽きてしまいますっ!
O様オーダー色かぁ、しかしすげえ色だ本体はマホガニ色にするらしい
今日から響板作業です、割れちゃってますからね
元の色
金???じゃ無いのね、
金粉を吹く、しかし・・・・・・
あー錆が目に入る、痛い
響板割れ修理
この後上塗りにスをはがします
これがこれまた身体に悪い、べとべとのニスをすべてはがし
またペーパーで再塗装の下地を整えます
気持ち悪くなってきたため今日はリタイヤ
これもまた豪華だけど塗装落とすのは大変
スタインウエイ響板塗装開始
スタインウエイの駒ピンぱっと見普通に見えるが
これがすんなり抜ける、100年も経てば当然といえば当然のことだが
しっかり完璧に目止めが施され綺麗に塗装されたスタインウエイの響板
スタインウエイ外装を剥離ますクロからご機嫌な色に!
スタインウエイ、やはりみんながあこがれるぴあのです
一番じみーな作業だが一番大切なところ
フレンジが割れている今スタインウエイに発注中
パネル外装はくり、
細かく彫刻が施されているので
大変です
下塗り塗装開始
しばらく掛かります
ダンパーレバースプリングの交換コイルの所は1個1個クロスがかませてある
これは雑音防止もかねている
外国物はコイル系は日本の物と逆が多いために
ない場合はピアピットでリン銅線等を使いコイルを自作します
おっソロしくめんどくさいってさ、
それと花粉症なんで目がしょぼしょぼすっぺ
部品は特注で作ってもらった、高い
ああああああー腰が痛い