チューニングピン
ニッケルメッキは使わず元のサイズブルーピンをあえて使用。

短駒出来上がり

正確に位置だし 仮に強いひもで弦を張りこんだ状態を作る

ブリュートナーピアノ(ライプチヒ)

本体出来上がり金額786000円 

アクションジャックにはもともと黒鉛が塗りこまれている当然剥げてしまうのでもう一度黒鉛を塗りこむ、目的はアクション部品の滑りと雑音の防止でもある

共鳴板の修理 必ず割れこむ定番の年数 弦が乗っかっていると
割れているのか目盛なのか判別は付かないが弦張力をなくすとあらわになる

バット、ジャックが戻る位置のところにあるフェルトの交換

バットスプリングの交換  針金に化しているスプリングを交換

フレーム塗装準備

ブリュートナーUPピアノです あまりに有名なブランドですので説明は他で検索してください

レギュレティングレールのボタンは回らないためにすべて作り直し

鍵盤ハンマーと着々と進んできます、ここまでに道のりが大変だったす

2012年12月19日入荷グランフィールピアノ

センターピンの交換 ダンパーレバー部

ぴあのフレームもリフレッシュ

総額786000円コミコミです運送も全て入ってます

ブリュートナーのタッチレスポンスと音色を作り出すところ

こういう地味すぎるところの作業ではあるがこの作業がダイアモンドのような
輝きを作り出す最も大切なところだ

ピアノの働きはすべてここから始まる

ナベサンが草を刈る1600坪の畑草ぼうぼうで最悪 
刈りこむ端から生えてくる。何か活用方法がないか?? っ無料草野球サッカー場
でもしてくれ〜〜〜誰か

だぱーレバークロスの交換

古いレールクロスの交換

レギュレティングボタンを作り直す

レールも新品なのでこれで調整機能はばっちり

レール系のフレンジが割れていたりする覗き込まないとわかりずらい場所なので
要チェック修理が必要だ

フレンジをはり合わせてあ埋め木を施して穴をあけ直す

わずかな動きの悪さをもう一度センターピンの交換で確かめる

回すとこのように折れる

レギュレティングレール作り直し 

アベルハンマー取付 (ドイツ製)

このピアノはブリュートナー、実はもう一台はベヒシュタイン8  まさにクラッシックなピアノだ、ナベサンは大好きなのだ
日本にまだピアノが存在しなかった以前のピアノばかりだ。驚くべきところはまさにその当時で完成の域にある絶品ものばかりだ
部材ひとつとっても全く違う、日本もヨーロッパの真似をして作った、その当時国産のピアノは全てをまねしたために高額なものとなる
現在でもたまに出てくるので楽しみにしている。ヤマハでもカワイでも今では信じられないと思ううが北海道産の蝦夷松を共鳴板に使ってた時期もある(今では環境保護法)という方の網にかけられ天然記念物とされてしまっている
そんなもんが使われていたそのぐらい豊富な資源があったということだったんだろう。
現在では天然資源を使うこと自体木材を伐採すること自体悪いように言われてしまうところにある2012年
新品ピアノ確かに新素材満載のピアノとして変わりつつある、これも時代の流れだろう
木の持つ暖かさぬくもり等は家でも十分に感じることができる、それがだんだんなくなるのは悲しいと思う
ギターでもオベーションは20年前からカーボンを使用したモデルも出てきた、でも評価は高い
ピアノもいい風に変わってくれることを願いたいところだが、コスト削減的な素材回しだけはやめてもらいたいものだ。

これが終わるころベヒシュタインのOHが始まると思う。実はすでにほしいという方が見つけだしてしまった

キーバックレールクロス、このクロスの厚さの貼り間違えでタッチ感触がつぶれるということはよくある、正確な鍵盤位置だしのもとに合わせて厚さを決めるのだ
よくあるのは国産の規格のキーバックレールをそのかまま使う、一番多い勘違いが多く
鍵盤運動静止位置関係がわかってないところはスタインウエイでも国産の5ミリとか規格を
貼りこんであるそのためもともとの軽快なレスポンスをとれずその動きを他で調整してしまう
つまりつじつまをからくりで調整してしまう。それは違うことなんですよ

キーバックレールクロスの交換このクロス系もボロボロだ

全てのパーツを分解していく 動くがここはOH新品に交換、駆動部分は特に大切なところだ
ジャック〜ウイッペン〜ダンパーに付随して動くかなめのところでもある、しっかり交換しておきたい

古いピアノはすべてそうだが細いセンターピンをいうものでアクションは駆動する
それがメーカー問わずさびるのだそして動かなくなる よく薬で動かす手もあるが、まさに一過性のものに過ぎずすぐに音が出なくなる
最近の中古ピアノはそれで動かしている感も強い、ドンドコ売れれば中古が補てんされてくる店などは特に中身の調整は2の次で
外装重視という点も大量販売店ではそういう傾向が強い 1台上げるのに1っか月かかると思えば調律師も少ないため
いったい誰が直しているのか、と疑問は前々からあったりする

鍵盤サンディング

ロストサーフボード

1本1本コイルを作り張っていく ブリュートナー独特の方法だ

新品短駒

1本張り1本1本コイルを作り張りこんでいきます

共鳴板割れ修理跡は残るが完璧

ブリュートナー独特のピン板

弦はレスロー弦(ドイツ製)

まったく同じ規格で作ってもらう。

弦の振動をこれを通じて共鳴板へ伝えるまあいいかえれば
人間の動脈のようなもの
わずかに駒割れと接着はがれが来ていたために
修理するより同じものを作るほうへ、そのほうが安心なのだ
新品の動脈なら安心

バスげんにつく駒 使えるようで使えない、  浜松へ特注発注

弦が外れないようにベアリングにつくピンを変形させているのと
音質の向上を狙いベアリング部を真鍮にしている
手の込んだつくりさすがだ。

さび付くパーツ これはいけてない

駒浮きから膠切れまで要チェック
駒ピン等も修理が必要だ
さすがいいピアノでも経年変化には勝てないところ、

先日駒浮きがあるまま弦を張り込んでしまったピアノの修理依頼があり
どうしたものか!と頭を抱えてしまった、上の写真同様に駒ピンもスポスポ抜け落ちる
外国製有名ブランドのピアノだった、事情を話しもう一度直したところで直してもらう算段
を何とか取り付けたが、OHの失敗は最悪の結果を招くということを常に頭に入れてなくてはならない、どんな些細なはがれでも見逃してはならないのだ。

スタインウエイでも同様の状態に陥る。すべて疑いながら作業をするというスタンスでとりおこなう、

引っこ抜け〜〜駒ピン

長年使いこんだ鋤刃 下は新人の鋤刃

ブリュートナー独特のチューニングピン板につくブラスのスティ 
磨いて塗装が施されます

割れたままで弦を張り込んでしまったら最後どうすることもできなくなる
確実に直さなくてはならない所だ。
入荷した時弦越しに確認した時に目盛だと思ってましたからね。
弦を取り外してフレームを上げてむき出しにしたときはじめてわかることも
オーバーホールの世界では当たり前なのです

フェルト、バス弦よう1本止めフェルト

小さなパーツを1個1個直すところから始まる
通常のヤマハとかカワイとかとわけが違う年数ゆえにちゃんと見ておきたい部品、 経年劣化のものも多く大変なことはわかっているが
ブリュートナーの良さを失うことなくからくり系は見ておきたい

減ったら貼りかえる、言葉的には簡単なのだが
いったん修理となるとこれまた面倒な作業と化すのだ。

ブリュートナーもスタインウエイもヤマハもカワイも基本的な構造は同じ。規格部品が少し違うだけだが
各社メーカーそこにしのぎをけずり戦わす、いまやウッドに変わる部品も数多く出ている、が、今だウッドにこだわるところはやはり
質感蝕が大きく違っていたり、プラ系部品は長く持たないしということもあるのだろう

バットフェルトの交換

ブリュートナーフレーム塗装

バットフェルトの交換この部分は意外に見落とすところだ、全部交換 覗き込んでも見えない所の部品

ブライドルテープの交換

見るだけでめんどくさそうな1本張りの弦のヒッチピン

キャッチャースキンの交換 こういう消耗パーツの交換は必ず必要だ

象牙状態も良好 古さは80年以上は経過していますね
歴史遺産モデルというかやはりヘリティジモデルでしょう。日本国内で発見

Tシャツ出来上がったがこの印刷では背中がむれる

鍵盤下にあるバランスキーピンフロントキーピンこのピン磨きは確実にとりおこなわなくてはならない どんなピアノも同じだ。鍵盤運動に直結するのだ
ヤマハピアノでもなんでも同じGPも同じこのぴんが磨かれていないピアノは求めてはならんというくらい重要なポイントだ

駒浮き、想定はしていたがバックリと駒が剥がれている 共鳴板系の修理は些細なところも
直さねばならない、弦を張り込んだらもう手遅れになる

共鳴板修理 

ダンパーフェルトの交換 サイズに合わせてカット

アクション消耗パーツの交換

金属系スプリングは今は何とか動いているがぽきりと折れてもおかしくない状態

中身はすべてすてて新しくオーバーホールします

展示中に戻る

キャッチャスキンの張り替え、この部分は打弦時ハンマーが飛び出て弦を打った瞬間素早くも度ってくるバット(ハンマー部)をがちっと捕まえるところだ、一度でも咥えがよくないと
リバウンドを起こしてしまうところ、使えば使うほど減るが、この部分は減ったら貼りかえる
という使い方をする

これからオーバーホールに入ります

イースタインBモデルがこれをまねて作ったといわれるくらい原型となったモデル  確かにそっくりですね

象牙外装はすでにOH済み

パンチング幾重もの暑さの違う紙
1枚でもレスポンスは変わるのだ

バットにつくフェルト虫食いでやんす

グランフィールピアノ

自前のピアノに取り付けるとGPと同じレスポンスでピアノを弾くことができる
まあ簡単に言うとこういうことだ。今までGPとUPの差は確実にタッチ感触にあった
消音でもGPの音は再生できるがタッチ感触までは作り出せなかった、
アポロSSSピアノでもソフトぺだるがGP同様に弦を外すという仕組みだけでタッチは
UPのまま、ヤマハUX5をとっても総アグラフを持つというだけでアクションはUP
ソステヌート機能までは付いているがレスポンスはUPのまま、

このグランフィールレスポンスをGP同じ速度で弾くことも可能 ピアニッシモ連打可能
何より驚いたのは鍵盤を押し切り3分の一上げたところで打弦できる
これはGPならではのタッチでもあった。これらすべてクリアーしている
消音ユニットと同じく後付けが可能というわけで、自前のピアノがGPレスポンスで弾くことが可能ということだ。  来年はグランフィール旋風が来そうな気配

ピアピットに見に来た調律師たちもうならせる機能を持つ。実際そうだった
値段は後付け21万円 高いか安いかはどうでもいい でも革新的なピアノなことは
間違いない. そんなホットなニュース!!!

ホットなニュース!!!

バックチェックがGPと同じものがついている

ピアピットに現物があるので試弾可能だ

UPのアクション整調作業
ここでたった今ピアピットに届いたグランフィールというピアノ
これがまた優れもので、なんとグランドと同じ連打性能を持ちピアニッシモでも連打可能だ
中でもすごいのはUPなのに鍵盤を押し切り3分の一上げたところからの打弦が可能ということである、ついに進化したピアノを目の前に「これすげーな」のひとしきり
九州の藤井さんという方がレピティション系の進化版を作った、

GPを買い替えようかと思っている人には後付けもできるために21万円(後付け)
は高いか安いかはともかくUPがGPのようになるということだけでもわくわくしてくるわけで
消音同時取り付けも可能ということで来年旋風間違いなし
既に2年前から出ているグランフィール、マイナーチェンジを重ねついに革新に
こういう優れものは私たち技術人にとっても実に興味がある