クラビノーバの買取相場|型番別の目安と売り先の選び方
- クラビノーバの相場はシリーズ(CLP/CVP/CSP)と世代で決まります。2014年発売の500番台は1万〜4万円前後、CVP上位機は中古14万〜25万円の掲載例もあります
- 世代は型番の百の位で読めます(500番台=2014年、700番台=2020年、800番台=2024年。すべてヤマハ公式リリースで確認)
- 島村楽器は製造7年以内なら買取、8年以上は買取不可。買い替えの下取りなら査定10%アップ(最大15%)です
- 同じ型番でも売り先と状態で大きく変わります(CLP-545に1.2万円と13.9万円の実例)。複数査定が前提です
家のクラビノーバを売ろうと型番で検索すると、業者ごとに違う金額が出てきて、そもそも自分のがどの世代なのかも分からない——という方は多いと思います。この記事では、クラビノーバの買取相場をシリーズ別・世代別に整理して、型番の数字から発売年を読む方法と、島村楽器で売れる条件まで解説しています。
ピアットは、特定の買取業者ではなく、各社が公式に公開している情報とGoogleに投稿された口コミをもとに、中立の立場でピアノ買取業者を比較・紹介するポータルサイトです。相場やサービス内容は、各業者の公式情報をご確認ください。
クラビノーバの買取相場【シリーズ・世代別】
クラビノーバの買取価格は、シリーズと世代でおおよそ決まります。2014年発売の500番台なら、各社のサイトに載っている価格は1万〜4万円前後。自動伴奏つきのCVPシリーズは、上位機の中古を14万〜25万円と出している会社もあります。同じ型番でも会社によって数字は違うので、1つの金額ではなく幅で見るのが前提です。
クラビノーバはヤマハの電子ピアノブランドですが、中身は3つのシリーズに分かれていて、相場もシリーズごとに別物です。まずスタンダードなCLP、次に自動伴奏機能つきのCVP、そしてアプリ連携型のCSP。自分のピアノがどれか分からない場合は、次の「型番の数字の読み方」から先に読んでください。
CLPシリーズ(旧モデル)の相場
現行に近いCLP(700番台・800番台)の機種別の価格は、電子ピアノ全体の価格表の記事に詳しくまとめてあるので、ここでは1世代前より古いモデルを整理します。
| 型番(発売年) | 楽器高く売れるドットコム(美品/中古品) | 大蔵屋・アシスト系 | 電子ピアノ再生工房の目安 |
|---|---|---|---|
| CLP-685(2017年) | 8.5万〜11万円/5万〜8.5万円 | 掲載なし | — |
| CLP-645(2017年) | 4.5万〜6.5万円/2.5万〜4.5万円 | 掲載なし | — |
| CLP-635(2017年) | 実績1件: 1.5万円 | 2万〜4.5万円 | — |
| CLP-545(2014年) | 掲載なし | 掲載なし | 3万〜4万円前後 |
| CLP-535(2014年) | 2万〜3万円/1万〜2万円 | 1.2万〜3.8万円 | 2.5万〜3.8万円前後 |
| CLP-430 | 掲載なし | 0.3万〜1.8万円 | — |
| CLP-380 | 掲載なし | 0.2万〜1.5万円 | — |
発売年はヤマハ公式ニュースリリースで確認したものです(CLP-430・380は公式リリースを確認できなかったため空欄)。各社の数字の出どころと確認時期は、記事末尾の出典一覧にまとめています。
1つ注記があります。大蔵屋と出張買取アシストは別々の会社ですが、クラビノーバの価格表は型番も金額もすべて同じでした。おそらく同じデータの転載なので、この記事では独立した2社としては数えていません。表は実質2〜3社の比較だと思って見てください。
ピアノワンの参考表(2025年11月更新)も見ておくと、CLP-535WAとCLP-545はどちらも15,000円。500番台は会社をまたいでも1万〜4万円の間に収まっていて、この世代の値段はどの会社でも大きくは変わりません。
CVP・CSPシリーズの相場
自動伴奏つきのCVPは、同じ世代のCLPより定価が高いぶん、買取の目安も上です。
| 型番(発売年) | 楽器高く売れるドットコム(美品/中古品) | 大蔵屋・アシスト系 |
|---|---|---|
| CVP-809(2019年) | 25万〜29万円/14万〜25万円 | 掲載なし |
| CVP-805(2019年) | 12万〜15万円/7万〜12万円 | 掲載なし |
| CVP-705 | 掲載なし | 6万〜8.8万円 |
| CVP-605 | 掲載なし | 0.7万〜2.4万円 |
| CVP-503 | 掲載なし | 0.2万〜1.2万円 |
| CSP-170(2017年) | 10万〜12万円/6万〜10万円 | 7万〜12万円 |
| CSP-150(2017年) | 7万〜9万円/4万〜7万円 | 3.5万〜7万円 |
表の上限だけ見ると期待が膨らみますが、実績はもう少し下に出ます。楽器高く売れるドットコムの買取実績には、CVP-805PEの60,000円(2025年9月・愛知県・一般中古)という例があります。参考価格では中古7万〜12万円の機種です。「表の数字がそのままもらえる」と考えず、「状態が良ければここまで届くこともある幅」として見てください。
この表を読むときの注意
参考買取価格は各社が集客のために公表している目安で、査定額の約束ではありません。「美品」「中古品」という区分の定義や、実績が幅のどのあたりに出るかという読み方は、電子ピアノの価格表の記事で詳しく説明しているので、初めて査定に出す方はそちらも合わせて読んでみてください。
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型番の数字の読み方【百の位=世代】
クラビノーバの型番は、実はカレンダーのように読めます。CLP-535なら「535」の百の位が5、つまり500番台=2014年発売の世代。この読み方さえ知っていれば、型番を見ただけで自分のピアノの歳が分かります。
百の位が世代、発売年はほぼ確定する
ヤマハの公式ニュースリリースを世代ごとにさかのぼると、対応は次のとおりです。
| シリーズ | 型番 | 発表・発売年 |
|---|---|---|
| CLP | 800番台(885/875/845/835) | 2024年 |
| CLP | 700番台(785/775/745/735) | 2020年 |
| CLP | 600番台(685/675/645/635) | 2017年 |
| CLP | 500番台(585/575/545/535) | 2014年 |
| CVP | 900番台(909/905) | 2023年 |
| CVP | 800番台(809/805) | 2019年 |
| CSP | 200番台(275/255) | 2023年 |
| CSP | 100番台(170/150) | 2017年 |
すべてヤマハ公式ニュースリリースで確認できます(URLは出典一覧)。CLPは2014年→2017年→2020年→2024年と、3〜4年に1度の周期で全面モデルチェンジしてきました。だから百の位が1つ違うと、発売年は3〜4年ずれます。買取の相場は世代でほぼ区切られるので、たとえばCLP-535とCLP-835は数字が近く見えますが、発売は2014年と2024年で、10年離れた機種です。
CLP・CVP・CSPは役割が違う
3つのシリーズの違いは、ヤマハ公式の説明で見るのが正確です。CLPはグランドピアノに近い表現力を追求したスタンダード。CVPは公式が「多機能型」と呼ぶシリーズで、自動伴奏を使ってバックバンドと共演するように弾けるのが売りです。CSPは2017年に登場した一番新しい系統で、鍵盤上部のガイドランプ(ストリームライツ)とスマホアプリの連携が特徴です。
クラビノーバというブランド自体は1983年からあり、国内累計100万台以上を販売しています(ヤマハ公式リリース)。CVPは1985年、CLPは1986年からと、どちらも40年近く売れ続けてきたシリーズです。実家から古い1台が出てくるのも自然なことです。
SCLPで始まる型番は島村楽器専売モデル
型番が「SCLP」で始まる機種は、ヤマハと島村楽器のコラボによる島村楽器専売モデルです。島村楽器のプレスリリースによると、SCLP-7450はCLP-745、SCLP-7350はCLP-735がベース(2020年発売)。つまり下2桁を見れば、対応するCLPの世代と格が分かります。査定に出すときも「CLP-745相当の専売モデル」と伝わるので、この対応関係は覚えておいて損はありません。
島村楽器でクラビノーバは売れるか【製造8年の線引き】
島村楽器は電子ピアノの買取をやっています。ただし条件がはっきり決まっていて、製造から7年以内なら買取、8年以上は買取不可です。8年以上の機種は、買取ではなく有料の引取サービスの案内になります。
買取の条件
島村楽器の電子ピアノ買取ページには、買取できないものが明記されています。
- 製造から8年以上経過しているもの
- 音が出ないなど、通常使用に支障があるもの
- 海外で購入した、または海外仕様電源プラグの品番
製造年は「楽器本体のラベルに表示された年数」が基準で、年単位で区切られます。対象ブランドはヤマハ・カワイ・カシオ・ローランド・コルグの5社(記載のないブランドは要相談)。クラビノーバはヤマハなので対象です。年式の条件は他の買取業者より厳しめですが、そのぶん基準がはっきりしています。
下取りなら査定が10%上がる
島村楽器で新しい電子ピアノに買い替えるなら、単純な買取より下取りの方が得です。公式の案内では、買い替え時の下取りは査定10%アップ、島村楽器で買った機種ならさらに上乗せで最大15%アップ。公式ページの例示では、CLP-745の通常買取価格72,270円が、買い替えで80,300円、島村購入品なら83,950円になっています(状態が良好な場合の例で、同じ品番でも下がることがあるとの注記つき)。
買取価格を公式サイトで公表しない楽器店が多い中で、この72,270円は貴重な公式の目安です。ただし買取ページ自体には価格表がなく、買い替え応援プランのページに1例だけ載っている形です。
方法は出張買取、対象エリアに注意
電子ピアノの買取方法は出張買取のみで、WebかLINEの査定フォームから申し込みます。訪問するのは島村楽器の指定業者で、申込者本人の住所でのみ実施(古物営業法によるもの)。出張料は基本無料ですが、階段作業などのオプションは有料で、買取金額から差し引かれます。
対象エリアは関東・東海・近畿の主要府県と、北海道・東北・甲信越北陸・九州の一部です。全国どこでも来てくれるわけではないので、申し込み前にエリアの確認だけしておいてください。
同じ型番でも売り先で価格が違う
シリーズ別の表で「会社によって数字が違う」ことは分かったと思いますが、実際の買取額はもっと差が出ます。同じCLP-745に、意味合いの違う4つの数字が出ています。
- 島村楽器の通常買取価格の例示: 72,270円(買い替えなら最大83,950円)
- 楽器高く売れるドットコムの参考価格: 中古品4万〜7万円
- 同社の買取実績: 35,000円(2026年1月・東京都・一般中古)
- 岡山県の楽器店(山陽こだま楽器)の買取実績: 132,000円(2021年製・傷1箇所・2024年7月、店の公式ブログより)
一番下と一番上で約10万円の差です。どれかが嘘というわけではなく、実績の年式・状態・時期が違い、買い取ったあとの売り方も会社ごとに違うからです。とくに地元の楽器店が自店で再販するケースでは、大手の参考価格を大きく超える例があることが分かります。
CLP-545はもっと極端です。ピアノワンは参考価格15,000円・実績12,000円、楽器高く売れるドットコムの実績も15,000〜17,000円。ところが電子ピアノ再生工房の目安は3万〜4万円で、買取店トレジャーマーケットは2015年製・美品ランクAを139,000円で買い取った実績を載せています(2025年12月)。使用頻度が低く状態が飛び抜けて良ければ、参考表の10倍近い値が付いた例がある、ということです。
やることは1つです。1社の査定額だけ見て「こんなものか」と決めない。とくに状態に自信がある機種ほど、複数の売り先(買取業者・楽器店・買い替えなら島村楽器の下取り)に査定を出して比べる価値があります。査定だけなら無料の会社が多いので、比べても費用はほぼかかりません。
古い・壊れたクラビノーバはどうなるか
正直な現実も書いておきます。知恵袋の相談を見ると、18年前のクラビノーバはハードオフで「買取は無理、無料引取なら」という回答、25年・30年前の機種は「粗大ごみが現実的」という回答が並びます(いずれも個人の回答です)。製造から年数が経つほど、値段の世界から処分の世界へ近づいていきます。
ただ、壊れている=売れない、とは限りません。センサー不良のあるCLP-545WAを、修理対応できる楽器店が買い取った例が店のブログで公開されています(山陽こだま楽器・2025年4月)。自分で修理する必要はありません。壊れたまま査定に出して、買い取れる店を探してください。
何年前まで値が付くかの線引きは業者によって違い、島村楽器の8年から、古い機種の専門業者の25年まで幅があります。20年前後の機種が実際にどう扱われるかは、古い電子ピアノの記事で詳しく書いているので、年式で悩んでいる方はそちらを読んでください。値段が付かなかった場合の処分の手順と費用は、電子ピアノの処分の記事にまとめています。
クラビノーバの買取でよくある質問
SCLP(島村楽器専売モデル)も売れますか?
売れます。SCLP-7450はCLP-745ベースというように、CLPの対応世代が決まっているので、査定ではベース機種相当で評価されるのが自然です。ただし買取条件にSCLPを名指しした記載は見当たらないため、島村楽器以外に出す場合は型番を正確に伝えて査定で確認してください。
音が出ない・鍵盤が効かなくても売れますか?
売れた例はあります。センサー不良のCLP-545WAが買取になった実例が、楽器店のブログに載っています。一方、島村楽器のように「通常使用に支障があるもの」を買取不可とする会社もあるので、故障の内容を正直に伝えて、修理対応できる売り先に査定を頼むのが近道です。
ヤマハ公式(ヤマハピアノサービス)は買い取ってくれますか?
いいえ。ヤマハ公式の買取窓口ヤマハピアノサービスの対象はアコースティックピアノだけで、電子ピアノ・キーボード・エレクトーンは対象外と公式サイトに明記されています。アップライトやグランドのヤマハを売りたい場合の相場は、ヤマハピアノの買取相場の記事にまとめています。
相場表の金額と実際の査定額が違いすぎるのはなぜ?
表の多くは「美品」の上限が目立つ作りだからです。家庭で数年使った機種の現実は「中古品」の幅の中〜下に出ることが多く、この読み方のコツは電子ピアノの価格表の記事で詳しく説明しています。
まとめ|世代で目安をつかみ、査定で上を確かめる
要点を整理します。クラビノーバの相場はシリーズ(CLP/CVP/CSP)と世代でおおよその目安が決まり、世代は型番の百の位から発売年まで読み取れます。2014年の500番台なら1万〜4万円前後が出発点です。島村楽器は製造7年以内なら買取・買い替えの下取りで査定アップ、8年以上は買取不可です。
ただし、目安はあくまで出発点です。本文で見たとおり、同じCLP-545でも1.2万円の実績と13.9万円の実例が両方あります。世代で読めるのは「だいたいの水準」まで。そこから上に跳ぶかどうかは、状態と売り先で決まります。だから1社の査定で決めず、複数の売り先で確かめる価値があるのです。
まずはピアノ本体のラベルで型番と製造年を確認して、幅の中のどこに落ち着くかを複数の査定で確かめてみてください。
記事中の買取価格は、各社が自社サイトで公表している参考価格・相場・買取実績を2026年8月19日に確認したものです(実際の査定額を保証するものではありません)。
- 楽器高く売れるドットコム「ヤマハ クラビノーバ買取」(参考買取価格=2026年7月時点表記・買取実績): https://www.gakki-takakuureru.com/articles/115/2485/
- 大蔵屋「クラビノーバ買取コラム」: https://okuraya-kaitori.com/column/clavinova/
- 出張買取アシスト「クラビノーバ買取相場」(2026年6月更新表記。大蔵屋と同一数字のため1系統として扱い): https://www.assist001.co.jp/clavinova-kaitori-78241.html
- 電子ピアノ再生工房 CLP-535/CLP-545ページ(2026年6月時点表記): https://kaitori.b2m.jp/clp-535/
- ピアノワン「電子ピアノ買取価格参考表」(2025年11月更新): https://piano1.jp/item/electronic/
- 島村楽器「電子ピアノ出張買取」: https://www.shimamura.co.jp/used/gakki/digital-piano/
- 島村楽器オンラインストア「電子ピアノ買い替え応援プラン」: https://store.shimamura.co.jp/ec/contents/ols/00ep_pkupservice/index.html
- ヤマハ公式ニュースリリース(CLP各世代2014/2017/2020/2024年・CVP2019/2023年・CSP2017/2023年): https://www.yamaha.com/ja/news_release/ ほかアーカイブ各ページ
- ヤマハWeb音遊人「クラビノーバの進化の軌跡」・島村楽器プレスリリース(SCLP-7450/7350)
- 山陽こだま楽器・トレジャーマーケットの買取実績公表ページ、Yahoo!知恵袋の売却相談(個人の投稿であり検証はできません。参照URL一覧は編集部で保管)
本記事は法令原文・公的機関の公表資料・各社の公開情報を確認したうえで、ピアット編集部が作成しています。運営者情報は運営会社ページをご覧ください。
最終更新:2026年8月19日