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カワイピアノの買取

カワイピアノの買取相場|型番別の実例と売り先の選び方

最終更新:2026年8月19日 案内役:ぴっとちゃん
この記事の結論
  1. カワイのアップライト(アコースティック)は型番の世代でだいたいの水準が決まります。1970年代のBL系は0〜5万円が目安(引き取り費用を払う側の表示もあり)、現行K系は10万〜50万円台の実績があります
  2. カワイは製造番号から製造年を引ける公式の一覧表を出していません。ネットの対応表は数字がズレているので、型番と製造番号を控えてそのまま査定に出すのが確実です
  3. カワイ公式(直営店)の買取査定という選択肢もあります(古い・壊れたピアノは有料処分になる可能性も公式FAQに明記)
  4. 同じ型番でも売り先で差が出ます(K-200の実売に15万円と24万円)。1社の返事で決めず複数査定が前提です

カワイのピアノを売ろうと相場を調べると、同じ型番なのに「値がつかない」という話と「10万円で売れた」という話が両方出てきて、どちらを信じればいいのか分からない——という方は多いと思います。この記事では、業者と査定サイトあわせて7社がサイトに載せているカワイの型番別データを数字の種類ごとに整理して、型番と製造年の調べ方、カワイ公式(直営店)に売る選択肢まで解説しています。

このサイトについて

ピアットは、特定の買取業者ではなく、各社が公式に公開している情報とGoogleに投稿された口コミをもとに、中立の立場でピアノ買取業者を比較・紹介するポータルサイトです。相場やサービス内容は、各業者の公式情報をご確認ください。

カワイピアノの型番別買取相場【アップライト】

カワイのアップライトは、型番の世代でだいたいの水準が決まります。1970年代のBL系は0〜5万円が目安で、逆にこちらがお金を払って引き取ってもらう表示の会社もあります。2006年以降の現行K系なら、10万〜50万円台の買取実績が出ています。

ただし、この幅の中のどこに落ち着くかは、見る数字の種類によってかなり変わります。業者のサイトに載っている金額には、集客用の「参考価格」、口コミや実績から計算した「相場」、実際に買い取った1台ずつの「実績」、一括査定の口コミを集計した金額、という4種類があり、同じ型番でも種類が違えば桁まで違うことがあります。そこで、種類を分けたまま同じ表に並べました。

型番別の比較表(4種類の数字を区別して掲載)

表中のマイナスの金額は、買取ではなく、こちらが引き取り費用を払う意味です(例: -4万円=引き取りに最大4万円かかる)。

型番ピアノワン参考価格(2026年7月)ピアノ買取センター相場引越し侍の口コミ集計(2022〜24年)実績の例
BL-31-3.5万〜-1.5万円最高3.4万円/最安1.5万円5万円(プリンスフラワー)/1972年製は有料引取(未来ピアノガーデン)
BL-51-4万〜-1万円6.3万円(最高8.5万/最低4.1万)最高4.8万円/最安1.85万円1978年製は有料引取(未来ピアノガーデン)
BL-61-4万〜-1万円8.1万円(最高9.7万/最低6.7万)最高5.5万円/最安1.9万円
BL-71-3.5万〜0.5万円最高12.4万円/最安4.5万円(21件)1972年製1.5万円(未来ピアノガーデン)
BS-20-2.5万〜0.5万円10.4万円(最高13.5万/最低7.2万)最高9.9万円/最安4.7万円1989年製3,000円(ピアノワン実績)
US-500.5万〜3万円1983年製1万円(伸和)/1982年製3,000円(ピアノワン実績)
US-552.5万〜5万円最高21.1万円/最安13.6万円1985年製1万円(ピアノワン実績)
US-701.5万〜4.5万円最高26.3万円/最安8.1万円1983年製3万円(伸和)

各社の数字の出どころと確認時期は、記事末尾の出典一覧にまとめています(引越し侍の集計は2022年7月〜2024年6月の口コミが元で、今の価格そのものではありません)。

BL系は「値がつかない」と「10万円超」が同居している

表でいちばん目を引くのは、1970年代のBL系です。ピアノワンの参考表ではほぼマイナス圏、未来ピアノガーデンの実績には1972年製・1978年製の有料引取が並ぶ一方で、引越し侍の口コミ集計ではBL-71の最高値が12.4万円。同じ型番の情報として、正反対の数字が両方とも実在します。

からくりの大部分は、状態と条件の差です。口コミ集計の最高値は「一括査定で複数社が競った中の最高提示額」で、状態の良い1台が引き上げた数字。有料引取になった実績は、劣化が進んだ1台の現実です。BL系はちょうど「値がつくか・つかないか」の境目の世代なので、1台ごとの差がそのまま数字の差になって表れます。この世代のカワイをお持ちなら、1社の返事で結論を出さないことがいちばん効きます。

現行K系(2006年〜)は10万円台からの実績が並ぶ

現行のKシリーズ(K-200〜K-700)になると、水準が一気に変わります。未来ピアノガーデンの実績では、K-700(2014年製)52万円、K-500(2020年製)45.5万円、K-400F(2016年製)40万円、K-300(2016年製)26万円。楽器高く売れるドットコムもK-500/K-300を美品20万〜32万円・中古品10万〜20万円としています。

面白いのはK-200です。この型番は3つの会社が別々に実成約を出しています。ピアノワンが2018年製を15万円(2026年7月)、伸和ピアノが2019年製を15万円(2026年4月)、未来ピアノガーデンが2020年製を24万円。年式1〜2年の差はあるにせよ、同じ型番の実売に9万円の開きがあるわけです。新しい機種ほど金額が大きいぶん、どこに売るかの差も大きくなります。

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グランドピアノ(KG・RX・GX・SK)の相場

グランドも同じで、世代と売り先で数字が動きます。代表的なところだけ並べます。

グランドは1台の金額が大きく、業者間の差もアップライトより額面で大きく出ます。KG系以降のグランドをお持ちなら、複数査定の手間に対する見返りはアップライト以上だと思います。

型番と製造年の調べ方【カワイは公式の年代表がない】

型番と製造番号は、ピアノ本体のフレーム(金色の金属部分)に書かれています。カワイ公式FAQの案内では、グランドは大屋根を開けて譜面台を取り外した先のフレーム上、アップライトは屋根を開けて見えるところのフレームです。

ここでヤマハと違う点を1つ。ヤマハは製造番号から製造年を引ける公式の一覧表を公開していますが、カワイは公式の年代早見表を公開していません。公式FAQも、型番・製番の場所を案内したあとは「直営店へ相談」という流れで、製造年の対応表は出てきません。正確な年式を知りたい場合は、カワイ直営店かお問い合わせ窓口で製造番号を伝えて確認するのが確実です。

ネットの製造年対応表は、載っている数字がズレている

「カワイ 製造番号 年代」で検索すると、業者が独自にまとめた対応表がいくつか出てきます。ただ、この記事ではあえて対応表を載せません。理由は単純で、調べた2つの業者の表で数字が大きく食い違っていたからです。たとえば同じ1970年について、製造番号74万番台からとする表と、42万番台とする表がありました。倍近い差で、どちらが正しいのか外からは検証できません。

だから、ネットの対応表で年式を「確定」させて査定に臨むのはおすすめしません。型番と製造番号をそのまま控えて査定に出せば、年式の判定は業者側がやってくれます。自分で調べ切れなくても、売る上では困りません。

型番の世代と相場の関係【BL→BS→KU→現行K】

カワイのアップライトの世代は、ざっくり言うとBL系が1970年代、BS系が1980年代、KU系が1990年代の主力、そして現行のKシリーズが2006年に登場した流れです(BL〜KUの年代は中古ピアノ店の解説による整理で、公式の一覧はありません。現行K系がG系からのモデルチェンジとして2006年に出たことは、河合楽器のプレスリリースで確認できます)。

覚えておくと査定の話が早いポイントは、次の3つです。

年代ごとの目安として、プリンスフラワーとピアノ買取センターの2社は、1970年代0〜5万円・1980年代5〜10万円・1990年代10〜15万円という、ほぼ同じ数字を出しています。別々の会社の目安が一致しているので、アップライトの大まかな目安としてはこのあたりが実感に近いところです。

カワイ公式(直営店)に売る選択肢

あまり知られていませんが、カワイは公式FAQで、アコースティックピアノ(グランド・アップライト)を全国の直営店で買取査定・買取すると案内しています。買取価格は「製造後の年数に応じた査定基準価格」で提案される仕組みです。

注意点も公式FAQに書かれています。製造年数が古いピアノや壊れているピアノは査定額がつかず、有料の廃棄処分になる可能性があり、その場合は取引先の処分業者の紹介という形になります。カワイ自身は処分・引取・運搬のサービスをしていません(許可が必要な業務のため)。つまり公式は「高く売る場所」というより、「メーカー基準の査定をもう1件取れる場所」と考えるのが実態に近いです。

ヤマハとは公式の体制が違う

ヤマハには買取専門の子会社(ヤマハピアノサービス)があり、買い取ったピアノを自社工房で再生して「リニューアルピアノ」として再販する体制まであります。カワイにはそれに相当する公式の再生ピアノブランドは見当たらず、公式の中古ピアノ通販も2020年12月末で終了しています。いま残っている公式の入口は直営店の買取査定だけです。メーカーが同じ「公式買取」を名乗っていても、中身はここまで違います。ヤマハのピアノをお持ちの場合は、ヤマハピアノの買取相場の記事で公式の仕組みを説明しています

1社のゼロ査定で諦める前に

知恵袋には、こんな報告があります。買取業者に「値段がつかず無料引取」と言われた約40年前のカワイについて、カワイに直接問い合わせたところ業者を紹介してもらえて、3万円で買い取ってもらえたというものです(個人の投稿で、裏付けは取れません)。公式FAQに書いてある流れとぴったり同じ話ではありませんが、「1社のゼロ査定で処分を決める前に、メーカーの窓口に相談する道がある」ことを示す実例です。

高く売るためにやること・古いカワイの注意

やることは3つです。屋根を開けて型番と製造番号を控える、複数の売り先(業者+必要なら直営店)に査定を頼む、保管状態を正直に伝える。この3つで、査定のブレと当日のトラブルをかなり減らせると思います。

複数査定が前提

ここまでの数字が示すとおり、同じ型番でも、K-200で9万円、KG-2Cでは20万円以上の開きが実際に出ています。1社の提示額は、その会社の事情を映した1つの値でしかありません。査定だけなら無料の会社が多いので、2〜3社は並べてから決めてください。

保管環境で査定のスタートラインが変わる

カワイに限らずですが、知恵袋には、音もペダルも正常なのに「10年以上小屋に保管していた」40年前のカワイが、数社に問い合わせて買取不可だったという相談があります(回答者は「自宅ではなく倉庫的な保管では厳しい」と指摘)。ピアノは自宅に置かれて弾ける状態にあることが査定の前提で、保管環境はそれ自体が査定項目です。伸和ピアノがカワイを高く売るコツとして「湿気対策の有無をアピールする」を挙げているのも同じ文脈です。

40年前・50年前のカワイは「型番と保管」で分かれる

古いカワイの答えは、年数では決まりません。50年ほど前のKU-3Bについて、回答者が「同型を一括査定経由で5万円で買い取ってもらった」と報告している例がある一方、1970年代のBL系には有料引取の実績もあります。分かれ目は型番のグレードと保管状態です。「40年前だからゼロ」と決めつける必要も、「50年前でも5万円になるはず」と期待しすぎる必要もありません。古いピアノ全般の売れ方は、古いピアノの買取相場の記事で年代別に整理しています

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カワイピアノの買取でよくある質問

40年前・50年前のカワイでも売れますか?

売れた報告と、値がつかなかった報告の両方があります。50年前のKU-3Bの同型を5万円で売ったという投稿がある一方、1970年代BL系の有料引取の実績もあります。型番と保管状態次第なので、複数査定で確かめてください。

型番がどうしても見つからないときは?

グランドは大屋根を開けて譜面台を外した先、アップライトは屋根を開けたフレーム上を確認してください(カワイ公式FAQの案内)。それでも分からなければ、本体全体とフレーム周りの写真を撮って査定申込に添えれば、業者側で判定してもらえます。

壊れている・音が出ない鍵盤があるカワイは?

売り先で答えが分かれます。カワイ公式は、壊れたピアノは査定額がつかず有料処分になる可能性があるとしています。一方で伸和ピアノのように「他社で買取を断られたカワイも買取可能」と対応を打ち出す業者もあります。故障内容を正直に伝えて、対応できる売り先を探してください。

カワイの電子ピアノ(CA・CN)も同じ相場ですか?

別物です。この記事はアコースティックピアノ(アップライト・グランド)の話で、カワイ公式の買取査定もアコースティックが対象です。CA・CNなど電子ピアノの相場は、電子ピアノの買取価格の記事で確認してください

まとめ|一覧表がないカワイは、査定を並べることが相場表になる

要点を整理します。カワイのアップライトは世代でだいたいの水準が決まり、1970年代BL系は0〜5万円が目安(引き取り費用を払う側の表示もあります)、現行K系は10万〜50万円台の実績があります。カワイは公式の年代早見表を出しておらず、ネットの対応表は数字がズレているので、型番と製造番号を控えてそのまま査定に出すのが確実です。公式(直営店)の買取査定という選択肢もあります。

覚えておいてほしいのは1つだけです。公式の一覧表がない世界では、複数の査定を並べること自体が、あなたのピアノ専用の相場表になります。表を探す時間があったら、2〜3社に査定を頼む方が早くて正確です。

まずは屋根を開けて、型番と製造番号をメモするところから始めてみてください。

この記事の情報について

記事中の買取価格は、各社が自社サイトで公表している参考価格・相場・買取実績・口コミ集計を2026年8月19日に確認したものです(実際の査定額を保証するものではありません)。

本記事は法令原文・公的機関の公表資料・各社の公開情報を確認したうえで、ピアット編集部が作成しています。運営者情報は運営会社ページをご覧ください。

最終更新:2026年8月19日